映画「おいしい給食」を観る

 

玉村図書館に本の貸し出しに行ったら「おいしい給食」の劇場版映画を上映する

 

貼紙が出ていた。当館では月一回程度,館所有のDVDでシアター

 

鑑賞を開催する。個人での館内デッキ鑑賞もコロナ以前やってい

 

図書館もあった。現在はどこも回復しただろうか?

 

シアターをのぞいてみたら10数人ばかり観客がいた。

 

サブタイトルは卒業だとばかり思ってみていたが、「ファイナルバトル」

 

だったようである。80年代の給食の姿と給食愛に満ちる

 

甘利田幸男先生(市原隼人)と中学生生徒の食べる上の

 

格闘が観られる。オーソドックスに食べる先生といろいろアイデ

 

を重ね、斬新に食す生徒(神野ごう)の師弟愛は素ン晴らし

 

い。我々は60年代の給食育ちで脱脂粉乳とコッペパンが

 

主流だった。家に帰っても粗末な食事しかなかった時代

 

毎日貧しい中でも栄養のバランスを考え、献立された給食は

 

どんなに児童の楽しみであったか(中学時代は弁当になった)

 

80年代は映画を見ると牛乳はビンになっており、食パンや

 

ブドウパンになっていた。皆給食費を払っていたので、同級生の

 

子が病欠するとコッペパンだけ藁半紙に包んで学校帰りに届けた

 

自分も体が弱かったのでよくコッペパンが届けられた。ぱさぱさ

 

味気のないパンで物資のない時代でも、脱脂粉乳と並んで

 

あれほど食欲を呼ばない食品は生涯なかった。「おいしい給食」

 

ではクジラの竜田揚げ、オーロラソースなるスパイスで食らう

 

シーンがあった。我々の時代捕鯨は盛んだったから竜田揚げ以外

 

にもクジラベーコンとかクジラ肉は出ていたように思う。

 

家ではさらしクジラを酢味噌で食うとかクジラ肉は安価だったか

 

よく食卓に上った。決してうまいものではなかったけど、

 

小さな体のたんぱく源になったことは確かだ。日本は捕鯨をする

 

とクジラの髭から何から何まで無駄なく製品化するけど、捕鯨禁

 

止を唱える白人系の国々では、かつて捕鯨が盛んだった頃

 

クジラの油のみが必要なだけでひどい乱獲をやっていた。

 

日本にはクジラの供養塔もあるし、クジラの有難みを一番知って

 

いる漁業国なのである。今更クジラの絶滅がどーのこーのって

 

いつも白人系の奴らは身勝手で矛盾に満ちている。

 

 

 

画像<ポスター

 

 

 

画像>好演する先生役の市原

 

映画は食育健康を唱える中学校に教育委員会から使者がやってき

 

て、やがて給食の廃止案があることを伝えていく。給食を愛する

 

甘利田先生と神野ごうは団結してどう戦うのか?アリ二匹の

 

力は余りにも弱く、転勤と言うことになり映画は終わる。

 

映画の演技等は奇想天外でもストーリーは平凡である。ラストシ

 

ーンは給食とかけ離れたカップ麺を二人が旨そうに啜ってジ・エ

 

ンドとなる。私も学生の頃こういう教師に出会いたかった。

 

小中高通して信頼できる教師との出会いがなかったことは不幸で

 

あった。モット積極的に教師に接近すべきであったと今なら思

 

う。こういう師弟愛の映画を見るたびにちょっぴり青春を悔いる

 

自分がいる。過去の甘酸っぱい時代を思い起こすにはうまげそ!

 

な映画を見たなと思った。