映画 ゴヤの名画と優しい泥棒 を観て
頭髪や髭が目立って白くなるようになった頃から、爺と孫、(私のグランパ―菅原文太、
グランパ・ウォーズ デ・二―ロ)爺三人の銀行強盗(モーガン・フリーマン等)の映
画を好んで観るようになった。爺と孫の会話に胸を熱くし、爺三人組を銀行強盗の成功に
やんやの拍手を送った。今度見つけた爺犯罪映画はゴヤの「ウェリントン侯爵」
をロンドン・ナショナルギャラリーから盗み出す話である。そんな馬鹿な?
実際あった事件を扱っていて、倅が盗み出した名画をBBC放送の受信料が支払えない
年金生活者に代替えしたい美談である。判決は額縁を壊しただけの罪で3か月の有罪。
大きな社会問題になったので極刑が予想されたが、貧者を思い私欲でない犯罪が陪審員の
評決に繋がったようである。ゴヤ作「ウェリントン侯爵」を14万ポンドと言う高値で
購入した200年の歴史あるロンドンの美術館には賛否両論があった。そんな税金は
BBCの受信料が払えなくて楽しみのない貧しい人々に分け与えるべきだ。計画した
年金生活者の主人公ケンプトン・バントンは考える。実際この事件があってから
40年くらい経ちBBCは年金生活者の放送受信料を無料化したようである。NHKはどう
?金余り状態にあるNHKも当然そうすべきだ。収入の多少で同料金と言うシステムも
物議を起こしていいはずだ。観ないなら無料にしてもいいはずだ。海の向こうの
テレビ局も改定しているのだから同じ島国、落ち目の三度傘国も改善するべきだと
思うね。
さすが製作が英国人だけにウェットに富んでいて「ウェリントン侯爵」の絵が盗まれる時
ムンクの「叫ぶ人」の絵がワンカット入る。このように映画に取り入れられた名画は
随分あって、主役の部屋にさりげなくコピーが飾ってあったり、絵画が盗まれる映画も
沢山ある。有名なのはヒトラーがルーブル美術館から絵画を盗むという情報を一早く聞き
つけ、学芸員が必死に運び出す映画があった。戦火から逃れるため自分の命は捨てて、
絵画を完全な山奥へ移動させる映画も見た記憶がある。世に有名になった「モナリザの微
笑み」も左程有名でなかったにもかかわらず、盗難に会い、傷なく戻ってきたために
世間の脚光を浴びて、高値を呼んだダ・ビンチ作品である。きっと「ウェリントン侯爵」
も絵の出来栄えより盗まれたという話題性でなお一層の高値を読んだのかもしれない。
名画とは何ぞや?絵の価値が分からなくても財テクになるので始末が悪い。
バブルの頃は金の使い道に困って随分日本の会社は世界の絵画を買いまくった。
現在せいぜい残っているのはゴッホの「ヒマワリ」だけと聞いたことがある。
そろそろ北の共産国家が名画の爆買いなんてし始めるんじゃないだろうか?
名画の作者は笑っている。おいおい、わしの絵はそんな高値を呼ぶような代物じゃないぜ
モナリザの薄気味悪い笑いこそ、その小馬鹿にした微笑なのかもしれないね。
画像:>この文章に登場した絵画➡ヒマワリ、モナ・リザ、叫ぶ~ラーメン




