エルヴィス・ジャングルルームスタジオ録音

 

この前エルヴィスが愛したドーナッツ屋に行って音楽とドーナッツを堪能

 

したが(4/7Up)今度は19762月、自宅のジャングルルームで

 

セッションしている模様を録音しているCDを借りて来た。

 

昔々映画で「エルヴィス・オン・ステージ」と言うラスベガス・インターナショ

 

ナル・ホテルでショーをしているのを見た。それが70年代初期で、その後

 

自宅に録音できるスタジオを作って、そこでリラックスして大体1週間

 

スタッフと寝泊まりを共にして制作した。エルヴィスの私語や戯言も入って

 

いるし、ゆったりと気楽にバラードを歌っているのが耳に心地よい。

 

声はステージだと力が入って、迫力はあるが自然でビジネス感が薄いのが

 

ヒューマンを感じて味わい深い。エルヴィスは夜中の録音が好きなのか

 

日程を見ると、その殆どが夜800 or 900に始まり翌朝900

 

何度かの休憩を挟んでやるのが通例だったらしい。勿論バンドもコーラス

 

も揃ったエルヴィス・グループ勢揃いである。「つらい涙」「ソルテア」

 

「ムーディ・ブルー」「ダニーボーイ」etc take13位平均にやり

 

一枚のレコードに仕上げている。

 

 

 

 

画像>WAY DOWN

 

これが最後のジャングル・ルームでのセッションとなり、翌年エルヴィスは

 

残念ながら急逝した。42歳という短い生涯だった。世界で一番高額なギャラ

 

を提示した日本の公演もマネジャー・バーカー大佐の思惑の中に霧消した。

 

バーカーではなくパーカー大佐と言いましたかね。いずれにしても日本に来な

 

かった唯一の大物歌手としてエルヴィスは若くして逝っただけに惜しまれる。

 

 

画像CD

 

私はいつからエルヴィスのファンになったか不明である。レコードもCD

 

も一枚もない。映画出演のDVDも持っていない(ラスベガス万歳は映画館で見

 

た)10代の時初めて見た「エルヴィス・オン・ステージ」洋画ファンだったの

 

で偶然見たに過ぎん。後はNHK-FM45分間エルヴィス特集を1本録音した

 

ものを今も持っている。あの頃洋楽邦楽大体録音していた。そのコレクションは

 

膨大である。エルヴィスの好きな歌は数々あれど一番は?と問われれば

 

「この胸のときめきをYOU DON’T HAVE TO SAY YOU LOVE MEと答える。

 

良く風呂で口ずさむ。日本語バージョンも英語バージョンもしみじみ歌う。

 

エルヴィスは声がいい。外見や衣装も斬新でカリスマ性を感じるし

 

まさに「キング」と言われるに相応しい風格とオーラ。それがステージ上だけの

 

振る舞いでステージから下りれば、余りに不甲斐ない人間性が浮き彫りにされ

 

る。実像と虚像の狭間でこんなに苦悩したシンガーも少ない。荒者どもが

 

跳梁跋扈するアメリカ中西部でエルヴィスは余りに心根が優しすぎた。

 

何かエルヴィスの仕事ぶりを見ると紀元前の奴隷の働きを想起させる。

 

最近の「エルヴィス」と言う映画でも気の毒なほど、働きずくめである。

 

それがエルヴィスを待つファンのためと言って全米を巡るんだと

 

言ってしまえば、それまでだが42年で一生分働いてしまった感は

 

否めない。気の毒な「キング」であった。

 

動画>

 

不世出のエンターティナー  双生児で生まれたが兄は死産だった。ずっと負い目を感じての人生だった。

エルヴィス万歳!