『このゴミは収集できません』滝沢秀一著を読んで

 



世の中は副業をやっている人や二股稼業の人はいっぱいいるけど、現役の漫才師がゴミ清掃業もかねて

 

生活しているとはびっくらこいた!マシンガンズコンビ結成24年になる滝沢氏は,まだ演芸一本では

 

生活にならないので10年ほど前から妻子を養うためにゴミ回収業に勤しんでいる。

 

ここにはまだ売れない俳優や野球選手、ボクサーなど自由業の人が一緒に働いていると言う。

 

どうも都内のゴミ回収法は我々田舎の回収法と違う。個人宅前にあるポリバケツの中味を清掃車に

 

入れたり、その手数たるや大変なもの。ご苦労様である。こちら地方の回収法は集積所が決められており

 

そこに20世帯分だったり、何十世帯分だったり、まとめて旦那様が出勤時置いて行く。可燃物は水、土

 

燃えないゴミは火、危険物は月一回、同じ収集か所に集められる。滝沢さんが回る個所では、

 

何回か回るうちにオバンと仲良くなるケースも出てくる。そうするとオバンは正体を現して

 

甘えの構造、ある日理不尽に可燃物の日なのに「缶から持ってって!」と言って来る。

 

丁重にお断りするとゴミや何だから持って行けと強気に言うんだそうだ。無理無理と断ると

 

捨て台詞が強烈で挙句の果てに事務所に「ゴミを持って行かない」とクレーム電話するんだそうだ。

 

清掃車が行ってしまった後ゴミを持って来たり、ごみを持って行かないとかクレーム電話を

 

掛ける年寄りは多いそうだ。私は一度もそんな電話かけたことない。収集時間は決まっているので

 

其れまでに出して置けば回収してくれるのである。滝沢さんも文章の中で言っているが

 

ゴミから見えて来る人生の縮図、人間模様を感じるそうだ。出されたごみで金持ちの家のゴミと

 

そうでない家のゴミは明らかに違いがあると言う。まず飲むアルコールが違う。片やワインであり

 

片方缶ビールや焼酎ビッグボトル、化粧品の残骸も違う。捜査官やマルサの女が漁る訳である。

 

地方は20世帯が一か所に捨てるから誰の家の物と断定できないが、都内ではその家のポリに入った

 

ゴミを清掃車にぶっこむから、長年やっていればチラッと経済状況が分かるそうだ。

 

だから滝沢氏はこの仕事やるようになってからシュッレッターを購入してDM等名前が分からないように

 

捨てるようにしたと言う。住所氏名付の通知がごみの中に沢山破られずあるそうだ。

 

あの特注の清掃車と言うのは非常に危ない。ゴミを圧縮するようにできているからすごいパワー。

 

昔清掃員が手足を巻き込まれて車椅子での生活になった人を見たことがある。

 

清掃員の方は回収が終われば、集積場に戻ってゴミ分別もやるし、臭いも強いので

 

大変な仕事である。夏の暑さにも耐え、冬の寒さを凌ぎ、頑健な体でないと持たない。

 

滝沢氏は漫才師として大成する為によく頑張っていると感心する。近年猿岩石の有吉が

 

ツイッターで語った滝沢氏の一言に感動して、取り上げて貰ったので「このゴミは収集できません」

 

出版の道が開けた。どんな漫才をするのか、どんな人なのか知らないが、このまま清掃業で終わってしまうのか

 

将来はゴミの山が知っていると言うことか?でも北海道ではゴミ分別の中から

 

1000万円札が出て来たが、よく発見できたと思う。もしそのままクレーンで焼却口へ行ったら

 

燃されていたわけで、いや今日の煙はやけにいいお香のようだな~なんて。

 

万札が燃えているんだから普段の匂いとは違っていたかも?

 

 

画像