どうするどうなる家康 漫画「家康」を読んで

 

徳川家康の漫画は3年ほど前横山光輝画で全8巻読んだ。

 

読んだのを殆ど覚えていない。今年はNHK大河ドラマで

 

「どうする家康」松本潤が冴えない家康を演じている。

 

大河ドラマに登場する家康は近年脇役が多かった。

 

信長や秀吉に比べたら魅力に乏しかったのだろう。だからちょっと


滑稽に描かれている。「真田丸」で家康を内野聖陽が演じた時、爪を矢鱈噛んで

 

いた。そしていつもイラついているキャラだった。漫画で見る家康は

 

天下を統一した実績ある家康だし、子供の教育一環(文科省推薦)だから

 

ヒーローでなければならない。何もかもが偉大で戦乱の応仁の乱から世の中を

 

泰平に導いた現人神に描いている。小学生対象だからそれでいいんだろうな。

 

皮肉れたジジイ対象の読み物でないことは確かである。

 

私は家康漫画を読んでいて気が付いたのだが,そういれば(総入れ歯)

 

じゃないそういえば7年ほど前、家康のことで気になる一冊の本を

 

読んでいたことを思い出した。タイトル「史疑徳川家康」榛葉英治著

 

影武者と言うか、徳川家康は豊臣秀吉同様、貧しい家の生まれで

 

元康?の頃すり替わって政を行っていたと言うのである。

 

三河・松平の貴公子ではない。

 

(戦国時代ややっこしいのは名前が似ているので困惑する)

 

信玄も亡くなったのが世に知れると敵が攻めて来るし、士気も下がるので数年

 

死んだのを伏せて影武者がいたように、家康も身近の部下に殺されたのだが

 

松平存続の為、繋ぎとして影武者がいた。そのすり替わった乞食坊主の

 

倅はずっと政をやり、信長とも対等に話し、日本統一を着々と進めたと言う。

 

だからこれからNHK大河でも回を踏んで放送されるだろうが、

 

瀬名姫こと築山殿と倅信康を殺せたのも(信長の命により)情が薄かったと言

 

う他はない。原書「史疑・徳川家康事蹟」村岡素一郎著は明治35年出版されて

 

大きな波紋を呼んだ。何処の国でもそうだが成功者は過去に気まずい部分があ

 

れば、欠如したくなる、「敗者はかき消され勝者はデフォルメされて生き残る。」

 

豊臣秀吉一家とて没後豊臣家が200年以上の天下が

 

続いていたら「我の祖先は源氏なり!」と歴史をすり替えていたと思う。

 

出自を改竄・捏造するのは昔当たり前であった。だから負ければどんな偉大な

 

業績を残しても抹消されるのは世の常であった。家康が修験僧に誘拐され、当

 

時5貫で売り飛ばされ、辛い10年間を駿河で暮らしたことを後年、ぼろッと

 

自ら語ったことがあったと言う。もし家康が卑しい家の出身であっても

 

家康が戦国時代を終結させ、日本全国に平和をもたらした功績は

 

永遠に消せない。今ある平和は家康が苦労して培ったものであることに

 

偽りはない。漫画本の家康の生涯は綺麗ごとで綴られてはいるが

 

例え秀吉と同じ境遇で天下取りしたからと言って何を恥じることがあるものか

 

 

 

 

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NHK大河はこれから三方ヶ原、関ヶ原,大阪の陣等々放送されて

 

冴えない家康が描かれて行こうが、我々は虚像でも巨像でも家康は

 

今の日本の礎を作り上げた大恩人であることに違いないのである。