マンガで読む・マルクス―エンゲルス「資本論」
社会主義のバイブル、マルクスの「資本論」
然しマルクス資本論を語る時、エンゲルスを抜きにしては語れない。
熱き二人の友情は、マルクスが資本論第1巻を発行して死去。
残りの全部はエンゲルスが書いた。又、資本家を親に持つエンゲルスの
経済的援助がなければ、貧乏に堕ちたブルジョワジーのマルクスも資本論は
陽の目を見ることはなかった。本日読んだ漫画の「資本論」は
哲学・経済学の説明ではなくて、もっと具体的に19世紀のある家庭の
話を題材にしている。美味しいチーズ作りをする酪農家を主人公に描く。
画像:イーストプレス社>
親は職人肌で儲けより品質を重要に考える。決して大量生産など望まない。
息子のロビンは金がなかったために病気がちの母親に薬も病院も連れて行けず、
亡くしてしまった。そこに投資家ダニエルが現れ、大量生産して金儲けできると説得する。産業革命が起こった19世紀の
ヨーロッパにはよくある話である。
ロビンはダニエルの話に乗り、チーズの大量生産に踏み出す。担保に親のチーズ工場を入れて・・・・。ロビンの請け負
った仕事が品質・コスト・納期、ちゃんと守って利益が上がれば順調に金持ちになるはず。生産に問題はないが
労働者の扱い方にロビンは頭を痛め不信を抱く。余りに苛酷。
利潤を追求するあまり残業、監視役が雇われて手を休めたもんなら、労働者に暴力を働く。チーズ作りも順調ではある
が、労働者への扱いに異議を唱える
ロビンは契約解除を考える。然し資本主義の世の中は八方ふさがりで前進するしか道はない。リッチになった生活は手離
せない。担保のチーズ工場も渡せない。この漫画が言っているように労働者の労働力こそ商品。微々たる金を渡して生産
させる。利益を公平に均等に分配する仕掛けはない。ここに搾取が生まれ、同じ仕事をしていながら貧富の差が生まれ
る。疲れ切った奴隷のような労働者が多数出た。こんな世の中はまずい。「モダンタイムス」のチャップリンも言ってい
る。もっと平等に人を扱い、皆が幸せになる方法はないか。それに月日を費やして哲学・経済学にまで仕立てたのが資本
論と言うことになる。でも社会主義に憧れる人でもそう全巻は読んではいまい。
読まなくたって皆が楽しく、幸福に生きて行くには資本主義は人(下層民)
ないがしろにし過ぎるし、自然も崩壊している。資本主義の欠陥を指摘し、
もう一つの思想・哲学があることを提案した。しかしそれを基本にやり始めた
ソ連を中心にした社会主義国は何処の国も半ばで挫折した。
基本DNAのよろしくない民族はどんな主義国を作ろうが、人間性、宗教、民族闘争で長続きしない。結局最後は暴力を持
って相手をねじ伏せに掛かる。
所詮パンツを履いてお猿さんが何十万年経ったか知らないが、高貴な頭が出来上がらず、人を制することしか眼中にな
い。人口80億人分の資産とアメリカ人リッチマン8人の資産が同じだなんて統計が昔からあるけれど、資本主義の悪魔主
義はこういうものである。日本も国家は借金だらけでも大金持ちは沢山いて政治資金をばらまいて議員に言うことを聞か
している。アメリカもロスチャイド等なんかの圧力はそりゃ凄いもんだ。社会主義なら財産は即没収されるよ。
これがいいか悪いかは別だけど・・・・。
マンガの話はこのままチーズ会社は生産を続けて行く。革命話ではなくあくまで資本論の説明なので後味悪く完結する。
でも19世紀のイギリス炭鉱では働くのは女子供、男は賃金が高くなるので鉱山の殆どは雇わなかったと言う。良く19世
紀がベースの映画を見ると男が家にいて、女房子供が働いているストーリーがあったけど、そう言うことかと納得した次
第。もっと中間層の割合いが多くならないと人口比で幸福感を持つ家庭は益々減少していく。
画像マルクスとエンゲルス>彼らは言う。資本主義とは事業に必要な資金を持つ資本家が労働力を商品として売る労働者を雇い、利潤を追求する。


