大相撲秋場所取り組み13日目
昨日の相撲は好取組が揃っていたので、期待してテレビ観戦していたのだが
そのすべてがアッと言う間の「はたき込み」や「引き落とし」で勝負がつく
味気ない結末であった。近年大型力士が多いので決まり手が「押し出し」と
「寄り切り」ばかりでうっちゃりと言う相撲の醍醐味が見られなくなって久しい。土俵際の逆転こそ野球でいうサヨナラホームラ
ンである。
たまに俵越しのせめぎ合いやガップリ四つの投げ合いもあるにはあるが、
それは軽量級力士同士の取り組みである。今場所は出足から「御嶽海」「正代」の両大関が不調。横綱照ノ富士も膝に爆弾を抱え
て、いつ休場するかヒヤヒヤでテレビ観戦していた。そこで今場所善戦しているのが「玉鷲」「北勝富士」「若隆景」「若元春」
「翔猿」「高安」「霧馬山」「豊昇龍」「琴の若」「宇良」
・・・個性派力士。優勝の行方は果たして誰の頭上に輝くのか?
画像>今年春場所優勝した若隆景
相撲は多分昭和33年頃、プロレス中継(力道山)と共に実況放送が始まったと思う。
私は若乃花のファンで弟弟子の若三杉のファンでもあった。当時は花籠部屋と二所ノ関部屋の取り組みはなかった。だから若乃花
と内掛けの名人琴ヶ浜は勝負しなかった。確か春日野部屋と出羽の海部屋も同門扱いで相撲は見られなかった。それが何年経った
ろうか、相撲人気が一気に落ちて来て部屋別総当たり制になった。もうその頃私は余り相撲を観なくなってきたのだが、若貴兄弟
が活躍し始めた頃一寸見て、可成りの兄弟愛に感銘を受けた。あの小さい兄の三代目若乃花が弟の対抗馬巨大な「曙」と善戦する
姿はドラマ以上の感動があった。二人が引退すると又相撲観戦にブランクが来て、この間長~いモンゴル力士の天下が続いた。そ
れでも10年ぶり位に「稀勢の里」がもしや久しぶりに日本人横綱になると近づいて来た時には見ない訳に行かなくなった。稀勢
の里は残念ながら怪我で短命に終わってしまったが、あの力士時代の仏頂面とは裏腹に解説者として明解陽性は意外で面白い存在
感を漂わせている。白鵬は言葉使いの馬鹿丁寧さとは裏腹に横綱時代品格のない乱暴狼藉張り手に肘打ちの悪印象はどんな綺麗ご
との相撲解説をしても説得力はない。相撲道は其の力士の歴史である。相撲のことは今年Blogに若隆景のファンであることを書
いたが春場所優勝までしてしまって、その出来過ぎと運の強さに吃驚している。
悲しいかな軽量なので巨漢力士とぶちかまして壊されないように取り組んで欲しいね。さて今場所優勝の行方や如何に?
其れと忘れてならないのが元大関朝の山の動向。早く幕内に復活して照ノ富士迄にはならないにしても大関にはカムバックして欲
しい。後ウクライナ出身の「獅子司」早く十両に上がって来て、ロシア出身力士をぶん投げるのを観たい。ロシア力士には何の罪
はないが判官贔屓とはそういうものだ。
画像:獅子司➡ミニ把瑠都と呼ばれる。
今幕内力士の大部分は学生出身者と外国人力士で占められているが、栃若時代は大多数が北海道・東北出身者で占められていた。現
在は全国津々浦々宇良は大阪出身が示すように上手く散らばって力士がいる。現在群馬県は際立った力士はいないが、過去に優勝した
ことのある琴錦や栃赤城を輩出した。
相撲の面白さは何といっても小兵が巨大な力士を横転させることである。
昔の舞の海や十両にいる炎鵬などが知恵を絞って悪者大男❔をデングリ返す小気味よさに喝采を送るのだ。権力に虐げれた江戸町
民等が昔から今日迄相撲に熱狂するのはこういう所を観たい要素もある。近年相撲中入り後からテレビ観戦している私の後姿を見
て、ツレは「ア~タも歳を取ったもんだね」と一言。
「アレ?相撲は年寄りが見るものなのかい?」


