映画 Mr.ノーバディを観て
レンタルビデオのカバーには火曜日はゴミ当番。愛車は路線バス、
地味な男が派手にキレる、とある。これだけで一民間人が一人で
悪党どもと死闘を繰り返す映画だと思いきや、相変わらずDVD
売りまくり会社の宣伝文句は狡く、汚い。確かに夜、二人の強盗に
4人家族(妻子)が襲われた時点では、大人しい工場勤めのパパだった。
前歴がFBI勤めでも相当戦闘能力が高い中年の男が一般市民となって
暮らしていた。不法で入った男女の強盗が素人で脅すピストルに
弾が入っていないことを銃口を向けられていながら察知する。
これだけで只者でないことを知らされる。結局取られたものが小銭と
ハッチ(主人公の名前)の腕時計、一人娘のブレスレットだけだった。
然し犯人の手首にクロスの刺青があることをハッチは見逃さなかった。
犯人の棲家を突き止め奪取。その手さばきたるや鮮やか別人28号。
その帰りバスに乗っているとイカレタ兄ちゃんグループが5~6人乗車して来て
高倉健の如く1人で立ち向かう。ストーリーはこれからが本番。
その悪グループの中にロシアマフィアのボスの倅がいた。
何処の誰だか分からない倅を殺した男を探しだせの指令が広いネットワークで
発令された。4人家族の家がやがて見つかるのは時間の問題だ。
それに老人ホームにいるハッチの親父さんの所にも火の手は回る。
然し映画はスーパーマン親子共演アクションの様に作られていて、
オヤジも元FBI捜査官?親子が強いの何のってガン撃ちまくり。
自らは被弾せずロシアマフィア30人位簡単に全滅させてしまう。
ハッチは逮捕され、取調室で二人の取調官に言われる。
あなた、何者?屈強なロシアマフィアの死体がゴロゴロ、まるで一人で戦ったように見える状況。しかもハッチは少々の傷。ハッ
チはたった一言「ノーバディ」
その答えに解せない取調官にその筋から電話がかかって来て、ハッチの前歴を聞いて
驚愕の表情を浮かべてEND
何か藤田まことの中村主水〈必殺仕置人)を彷彿とさせる映画。
普段は冴えない勤め人だが、戦うとなれば目つきが野獣の如く別人に。
如何にもアメリカ人が好みそうな映画である。最近ハリウッド映画の主人公は余りに
超人過ぎて詰らない。
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一緒に借りて来たのがクリントイーストウッド監督・主演の「クライ・マッチョ」
過去にロデオ大会の花形だったマイクは落馬して心身自棄気味になり、酒浸りの日があった。と或る日金銭面で世話になったオー
ナーからメキシコにいる自分の子供を飲んだくれの母親から連れ戻してもらいたい依頼を受ける。闘鶏に夢中になるその子供と鶏
マッチョとのテキサスへ戻る旅が始まる。クリントも御高齢になって格闘シーンは出来るだけ削って、何かと苦心の作品の様な気
がした。近年は子供との絡み作品が多いね。
動画>
クリントイーストウッドもこんな若い時があったんだ。TV「ローハイド」人気で日本に来た時のものかな?役名ロディ。いつも
女に騙される役柄設定だった。だからマカロニ・ウエスタンでブレイクし、暴力刑事ダーティハリーシリーズで世界的に有名にな
る。
それから監督・主演で次々面白い作品を世に発表する人になるとは夢にも思わなかった。
まだまだ名作作って欲しいな。

