『リーマンブラザース最後の4日間』を観て

 

リーマンブラザースと聞いただけで眉曇らす既に仕事をリタイヤされている御仁も多かろう。何で2008年当時あのような大騒ぎ

 

の元にリーマンブラザースが関わっていたのか、

 

一般庶民は知る由もない。アメリカ経済が咳き込めば、日本経済は風邪をひくと言う諺通りの現象が起きた。職を失う人々が路頭

 

を迷い、先の光明が見えない状況に陥った。

 

BBC制作60分余りのドラマは当時の会長ファルド、ヘンリー財務長官等の葛藤を描いた事実に基づいた話らしい。と言っても経

 

済金融に疎い私には分かりにくい字幕スーパードラマだが(吹き替えあれば有難い)、このアメリカ大手証券会社の倒産で当時勤

 

めていた会社の仕事がストップした。定年間際で会社の売り上げが例年通りなら嘱託として2~3年は残留できるはずだった。

 

我々より先にリタイヤした先輩諸氏も皆そうだった。

 

然し海の彼方ウォール街で巻き起こった経済破綻津波は太平洋に浮かぶ小さな島国を直撃した。大きな会社は兎も角中小企業の倒

 

産があいついだ。国の補助あって我々の会社は潰されなかったが、長年勤めていた派遣社員100名近く解雇、社員は残留できたが

 

定年間近い社員は60歳でサヨナラ嘱託社員ゼロになった。仕事はまるでないから技術学校に学習に行ったり、時の機会を待つの

 

みとなったのである。

 

我々やや団塊の世代は学校を終えて40年間順調な時もあれば、経済の大波を被って溺れかかった時もシバシバだった。’70年代に

 

はイライラ戦争(イランイラク)発端のオイルショック、原油が滞ってトイレットペーパー不足騒動があった。次に’80年後半

 

バブルが弾けて凄まじいまでの金余り現象が何処かへすっ飛んだ

 

オイルショックの時は東京にいたが、この時はUターンして群馬に勤めていた。支店はじわじわと首を絞められ多くの中小企業は

 

倒産して行った。そして次に来た恐慌がリーマンブラザース倒産だった。(2008)サブプライムローン所謂低所得者層に高金利

 

で住宅の購入手伝いをする。其の時所得審査とか改竄もするから数年たてば金は払いきれず、

 

不良債権が山のように築かれて、リーマンブラザースの株価は暴落し、アメリカ政府は公金援助行わなかったので、世界多くの会

 

社がバタバタと店をたたみ、巷に失職者が溢れ出た。リーマンブラザース社員だけでも25000人が職を失った。この時のリアル

 

な模様を描いたのがリーマンブラザース最後の4日間である。会社幹部、弁護士、政府関係者の苦悩。

 

プライムテレビで観た。日本はその後思いも寄らぬ2011 東日本大地震に襲われ、

 

津波や原発爆発も加味されて経済は大打撃を受ける。もうその時私は定年になり、年金暮らしのパート勤めだった。勤め先は海外

 

に拠点を置く会社だったから柱はびくともせず、

 

入社して2日目の災難であったが、それから5年は勤めて退職した。

 

さ~て後は平和に余生を暮らせるやと思いきや、前代未聞武漢発コロナ禍、今以て終息せずその最中にも拘らず狂人プーチンが軽

 

はずみにウクライナ侵攻を始めた。あっちこっちの出鱈目な国のお蔭で日本経済はWパンチを受けている。私が今働いている職場

 

5年近くになって輸出入は関係ない。このまま働くようなら働けるかもしれない。でももうそろそろ家でゴロゴロしたくなって

 

きている。本を読んじゃ寝転び、blog書いちゃ寝転び、映画や音楽鑑賞しちゃ寝転び、そのまま逝っちゃうのが理想か

 

も・・・・・。