コミック水滸伝 4 を読んで

 

4巻は日本で言えば安土桃山~室町時代~江戸時代のように戦国絵巻目白押しだった。

 

まず祝家荘の戦いがあり、前線は梁山泊グル~プに不利。何故なら好漢人気が高い梁山泊を打ち破って名声を挙げたい祝朝奉が

 

やる気十分。野望は尽きない。然し梁山泊軍劣勢も官軍を装った孫提轄が堂々と開門させ入城。見事逆転勝利となった。大物同士

 

の捕虜交換を提案したが祝家荘側が同意せず、戦うことが出来ず捕虜になっていた女剣士「一丈青」は頭領「宋江」の梁山泊入りを

 

説得され、ついに仲間入りする。

 

官軍高廉との戦いも妖術・幻術に惑わされ、無実の罪で毎夜拷問にあっている柴進を助けるべく進軍したが、さすがに官軍兵隊も

 

多いが、W術で梁山泊軍の兵隊は日増しに死者は増大した。そこに現れたのが仙術の使い手「一清道人」高廉の幻術など幼子の手

 

を捻るように撃沈、柴進を助け出すことに成功した。

 

4巻では水滸外伝として「芒碭山」の頭目「混成魔王樊瑞」のことが書かれている。梁山泊軍同様子分が多くなった樊瑞は近くの梁

 

山泊を攻め落とし、要塞にしようと考えた。然しその情報を早く知り得た梁山泊側が先に攻めて来た。樊瑞も妖術の使い手で序盤は

 

芒碭山側に分があった。しかしここで終わらないのが梁山泊軍、軍師の呉用、仙術家・公孫勝の登場で又々逆転勝利。この物語は

 

「一清道人」とか

 

公孫勝とか矢鱈糞坊主が出て来て大活躍をする。マッ、これに影響を受けたのが日本で言えば江戸時代「南総里見八犬伝」など書

 

いた滝沢馬琴と言うことになりますが・・・・・。当然乗っ取りを図り、通常なら打ち首が当たり前の罪業だが、宋江の説得で梁山泊入

 

りしたのは言うまでもない。こうして梁山泊の好漢は増えに増え、豪傑は108人を数えるに至った。その内36人を天上の妖星、72

 

を地上の疫病神の化身と言う。

 

 

お山に潜む盗賊と言えば、わが町上州にも「国定忠治」と言うダークヒーローがいた。無宿者となった長岡忠治の家は名主で

 

苗字を頂いた名家の長男だった。然し上州はコメは取れない不毛の地、蚕が現金収入の農村地帯だった。働き手は女性で男ども

 

は日夜博奕に明け暮れる天領の土地柄。一度犯罪を起こせば生家に帰れず、逃避行の毎日。そんな奴ばかり赤城山山麓に集め

 

て、悪いことすれば関所破りをして信濃等に隠れてほとぼりが冷めるのを待った。忠治が岡っ引きに捕まった時は中風(脳梗塞気

 

味)で,簡単に御用になった。輸送籠に入れられ江戸や処刑地の大戸へ運ばれる時は「男の花道」愛人のお徳がキチンと服装や身

 

なりを整わせ、かっこよく旅路をさせる努力をした。槍突きで処刑後首を晒された時、お徳はその首を部下に持ってくるよう指示、長

 

い間生誕地国定の養寿寺の2階に隠し、お墓も隠れて作っていた。まさしく女傑が江戸時代に生きていた。上州からっ風、かかあ殿

 

下の土地柄はこうして今も受け継がれている。

 

 

 

 

赤城の山も今宵限り~可愛い子分たちとも~別れ別れの門出だ!

 

雁が鳴いて南の空へ飛んで行かぁ~   親分!忠治!