友人が話す土地相続放棄のこと

 

最近20年前の仕事の上司だった人と会う機会があった。

 

色々四方山話、空いていたお互いの時空に起きた思い出や出来事等、語り合う内土地相続の話になった。これは今後の我ら親族

 

にも勉強になる話なので、敢えて綴ってみる。その上司の頭文字を「A」とする。昨年奥さんを亡くされて、奥さんの親族の土地問題

 

が浮上した。

 

現在B市にある土地は奥さんの父親の名義になっていた。ここは今誰も住んでいない。A氏は土地はいらない財産放棄の手続きを

 

取った。配偶者の死後3カ月以内なら財産放棄できると無料相談窓口で聞いた。然し裁判所へ行って自ら手続きしようとすると色々

 

面倒。多くの親戚の書類や認定が必要になる。仕方なく弁護士を雇って履行して貰うことになった。

 

親戚は東北から九州にも渡っていた。色々探しあぐねて順調に手続きが進むよう手紙や電話連絡をした。

 

書類が集まり裁判所に提出して嘆願が通れば、毎年来ていた分割で固定資産税・都市計画税等支払い要求されていた親族から

 

外される。その割合が残った親族に来年以降振り分けられるわけだが、おかしな話だ。

 

バブル期のように土地や家屋が売れる時代は過ぎ、核家族化も衰退期に来て、空き家問題が深刻化する中、売れる見込みもない

 

土地や家屋を誰が相続したいと思うか?皆放棄して他人任せで処分したいと思っている。その土地の名義が祖父や曽祖父の名義

 

でその度ごとに名義変更しなかった祖先の付けが後人に呪詛の如くまとわりついている。金満家は金で即解決できる話だが、8割方

 

庶民の多い日本家庭では即金で解決できる問題でもない。それに法律(民事)にも詳しくない。そもそもが無料法律相談窓口は肝腎

 

な所になると、ここからは有料ですになる。それに役所などに雇われるお任せ弁護士は現役から遠ざかったバイト商売で来ているか

 

ら、信用も頼りにもならないし意外と知識もない。相談の言葉に窮するとすぐ裁判所へ行けと言う。

 

概略そんな風な話だった。税金と言うものは死ぬまでにあらず、死んでも親族にまとわりついて、督促して来る。絶対取りっぱぐれを

 

しない。それは孫へも続くし永久に要求されていく。もう少し法律や国家を勉強しないと明日は我が身を考えてゾッとなった。

 

 

財産放棄なら約10万円で請け負ってくれるのが相場らしい。その土地を自ら近所に安値で売りつけるのも一計と弁護士は言ったら

 

しいが、不況とコロナで皆四苦八苦している世の中で、耳を貸す余裕のある人などいるはずがない。それに差し押さえられている土

 

地で競売に出しても売れない土地に手を挙げて、わざわざ買ってくれる酔狂者などいるはずもない。人生中々意のままに成らずの

 

印象。

 

 

でもA氏と話していると段々わかって来ることだけど,法って弱い者の見方でも、屁理屈で強い者の側でもないことが分かる。

 

良く裁判にて地裁で勝訴、高裁で敗訴、最高裁で云々‥‥と一転二転するのは常識。矢張り判例を重要視して取り込み、何十年前

 

の判決を採決のヒントにする。法は知恵ある屁理屈で強気に言う奴が上手く言い含める勝負のような気がして来た。土地放棄の問

 

題も采配一つ、匙加減でどうにもなる感じ。払いたくない子孫面々、取っパグれては困る税務課、それを裁く地裁側と言うか、法の番

 

人側は斜傾く役所側に味方するか?小金しか持たない庶民側につくかにかかっている。

 

沖縄の方の米軍基地のことだって、あらゆる裁判は自民側の考えと反体制側の考えが違う裁判官が派遣されるだけで判決は天地

 

の違いが出る。だからいつも南に派遣される司法の方は体制よりの考えが強い人々に限られている。所詮は法以前に人の考えひと

 

つ、ここが怖い所。

 

(注) 無知・無謀な主観的意見です。