『竜巻~ツイスター~森田正光(気象予報士)~藤田哲也』
日本はアメリカから見れば竜巻発生はずっと少ない。
でも近年温暖化で突拍子もない突風が吹き、被害を蒙る地区がある。群馬ではF2級程度の竜巻が統計で40年間4度来訪している。
10年に一度だがこれからは多発する危険性がある。然し沖縄や東京、神奈川や千葉ではそれ以上F3級の竜巻が巻き起こっている
記録がある。F0~F5 竜巻のスケールの大きさの尺度を考案したのが藤田哲也気象学者である。「竜巻のふしぎ 地上最強の気象
現象を探る」
森田正光・森さやか著 イラスト川上智裕
画像映画と書籍>
本書の狙いは日本で無名に等しくアメリカで超有名な気象博士藤田哲也氏を多くの日本人にも知って貰いたい主旨があったようだ。
何故日本球界で投げることが許されなかった元近鉄・野茂投手の独特な投法がアメリカ人に受けて「トルネード投法」と呼ばれたの
か?それは日本人としてシカゴ大学に招かれ、ダウン・バーストと竜巻を研究し、気象のノーベル賞と言われた「フランス国立航空宇
宙アカデミー賞金メダル」を授賞する〈1989〉偉業を為した藤田博士に由来する。藤田博士はトルネード-フジタと呼ばれて多くのアメ
リカ人に尊敬されていた。米航空業界でいつ・どこで竜巻が来るか藤田博士のお蔭で予測できるようになったからである。
画像藤田哲也気象博士>
—―――話しは逸れたがフジタスケールを作るに当たり:F0 軽度
F1 やや強い F2 強い F3 強烈 F4 激烈…を設けた。F5は神の領域と言われる。そのF5を描いたアメリカ1996年の映画「ツイ
スター」もシカゴ大学の竜巻研究班をモデルにして作られた。当時そこには佐々木と言う著名な日本人リーダーがいた。多分主人公
に似せた個性であったろう。アメリカはオクラホマ等中西部が竜巻の通り道➡竜巻街道と言われ、毎年多くの巨大な竜巻が現れ、甚
大な被害を及ぼす。東にアパラチア山脈、西にロッキー山脈が聳え、北部からの寒冷・乾燥した空気と南はメキシコから流れ込む湿
潤な空気が二つの山脈に塞がれ、ぶつかり合って行き場がない。北からダコタ~ネブラスカ~カンザス~オクラホマ~テキサス‥‥
と西部劇ファンが聞いたら喜びそうな州名が毎年竜巻の餌食になっている。映画ツイスターでも描かれているように車や牛が宙に舞
うのは当たり前。家もビルディングも粉々に砕かれ吹き飛ばされる。これが川や海などトルネードが暴れ始めたら、水や魚まで舞い
上がり、良く空から鯰やザリガニが降って来たと言う現象が起こる。
あ~恐ろしや~。群馬では暴風と雹(ひょう)がバラバラする程度で収まっているが(F1級)それ以上のF2F3竜巻が来襲したら、ガラス
は割れるし、生命の危機が迫る。温暖の影響で線状降水帯や竜巻から逃れられなくなる。台風の本数は少なくなるが来れば巨大化
して国民を恐怖のどん底に陥れる。
皆さま知識と覚悟を身に着けて、今後来るであろう自然災害の意識を深めましょうや。



