『共産主義の食人鬼―毛沢東』を読んで
今年5月八木澤高明著「マオキッズ」と言うタイトルの本に出くわした時、独裁者毛沢東の子供が中国乃至アジア各地に散らばってい
るのを見つけてインタビューする本かいなと思っていた。そしたら今尚毛沢東の革命思想を引き継ぎ中国やアジア山奥で真剣に革
命の為、戦っている若き継承者のドキュメンタリーだった。
昔々英雄色を好むという諺があり、権力を得たものは何でも手当たり次第に手を出す、声出す,◎◎出す。これが歴史の必然であ
った。
この書でも毛沢東は一生漁色家だったと書かれ、恩師の娘「開彗」~殺し屋康生の愛人「江青」の乗っ取りと、この方面でも革命的
にこの上なくお盛んだったようである。カリスマ革命家ゲバラなどは二枚目で異性にモテたように伺われるが、毛さんは長身だが決し
て二枚目でもなく演説の声も小さくて、何処に国を転覆させる馬力と性力をお持ちだったのか、摩訶不思議マオ不思議な人格であっ
た。こんな人物であるから別に毛沢東の犯罪の歴史を読みたくて借りて来たのではない。
本書は「悪が変えた世界史 上下巻」と言うフランスで出版?された20世紀の専制的な独裁者・大量虐殺者・原理主義者10名づつ
研究分析した書物である。
この中に一つの項目としてレミ-コフェール著、毛沢東の知られざるイデオロギーを楯に殺戮した人々の名も無き記録が載っている。
毛沢東主導で文化大革命・錦の御旗の元、何百万人のインテリも含めた同国人が拷問殺戮された話は知っていたが、毛が権力者
になる以前にも反対分子や同胞、毛が一番嫌った知識人層の人々を沢山葬っていた事実をコフェールはつぶさに綴っている。毛は
革命を志した時から「革命は綺麗ごとではない、議論の余地なし、力の行使だ!暴力の何物でもない」と言っている。当然現在の習
近平を含むマオ・キッズ達もアジアはわが物、力が全てと思っているに違いない。自衛兵器を持たねばくわばら~くわばら~こわい
~こわい~。あの大きな中国大陸は昔も今も沢山の血で固められて形成された土壌なのだ!本書には毛が同胞を拷問・殺戮に至
らしめる詳細がキメ細かく綴られている。著者コフェールの嗜好なのか、フランス人やヨーロッパ人って地下室で履行する拷問ってケ
ッコー好むよね~。リュック・ベッソンなんかの映画も殺人シーンは目を覆うほどに微細に甘美にアートに描写するね。一寸その拷問
内容に多くページを割いているので、列挙して見ようか。
文化大革命時:「拷問手法は創意工夫を競った。針金で縛って川まで引きづり、溺れ死させる。裸で雪の上に寝かせる、窯に放り
込んで焼き殺す。首に白熱した金属の首輪をつける。古典的手法ではペンチで歯や耳を引き抜く、腹を引き裂く、顔を傷付け醜貌と
する、妊婦の腹から胎児を引き出す――こういうやり方は弾丸の節約になった」
富田事変時にもそれぞれネーミングを付けて前述とは違う変化に富む拷問殺戮法が綴られているけども、一寸日本人には酷すぎ
て理解に苦しむ。尤も人間って生き物は集団で悪環境に晒されると理知と遠い所で、トンデモない過ちを繰り返すのは過去の多くの
事件で立証済みには違いないけど……。連合赤軍事件の粛清がそうであり、共産党一党独裁政権下では我身を守るため当然のよ
うに履行され続けている。マルクスは「暴力は歴史の産婆である」と言っている。
血生臭い話は兎も角最後に毛沢東の生い立ちを記して置く。
毛沢東は湖南省で青雲の志を抱いて数人の仲間と北京へ来たが、就いた職は図書館司書補で薄給、共同生活で貧しく、インテリ層
に徹底的に蔑まれ、人間扱いされなかった。それが後年革命の原動力となり積年の恨み辛みが知識層の抹殺原因の一因となった
と言われる。
中国も韓国も国や政治家を見ると恐ろしくみすぼらしく、劣等無比な国・人に見える、でも個人個人で両国の人を見れば、意外やい
いひと が多い。 それは両国から見た日本人・政治家も残虐な国に見えるはずと同じだ.巨視で捉えれば人は他国人をそう
見るのが必然かも知れない。毛沢山(もうたくさん)と言わず毛卓抜(もうたくばつ)して国際親善・協力に力を注ぎましょう!日中平
和目指して、薄い毛を気にしながらねぇ菅さん。
画像毛沢東記念館にある毛のミイラ>


