『ブラックホールの飼い方』を読んで
不思議なタイトルの童話のようなSFのような本を借りて来た。
昨年4月気の遠くなる約5500万光年にある、宇宙の果て、ブラックホールの撮影に成功したニュースが流れた。太陽の約65億倍ある
ブラックホールって何者?その辺を題材にしての物語かと思ったら、11歳のステラと言う少女がブラックホールを飼って、手なずけてし
まった前代未聞、荒唐無稽な冒険談のような、ヒューマンタッチのお話だった。星と言う名のステラの弟は宇宙と言うコスモと言う名
前。NASA好きのステラの部屋に居ついたブラックホールは、目が銀河で輝くラリーと名付けられた。ラリーの特技はあらゆるものを
何でも呑み込んでしまうこと。思い出の詰まった亡きパパの帽子から身辺にある備品、電気製品、手当たり次第に呑み込んでしま
う。
ママが子供二人が淋しがると思って、折角飼うことになった名も無き犬さえ、呑み込んでしまった。その犬を救出すべく、ステラは責
任を感じて、ついに自らブラックホールに吸い込まれて、その内部に侵入することにした。元の現実に戻ることを想定して命綱を付け
て、その綱を弟の5歳コスモに託して、勇気凛々犬を取り戻すために、ブラックホール内に飛び込んだ!しかしブラックホール内は真
っ暗。やがてバスタブに入っていた弟コスモ諸共、ブラックホールに吸い込まれて入って来た。姉弟二人共ブラックホール内に
―――。
二人の運命や如何に?二人はどうやってブラックホール内から脱出するのか?答えは簡単。ステラが良く躾けたラリーは「助けて‼」
と二人で叫べば、聞き分けの良い子、すぐ反応した。
ラリーは太陽を呑み込んだのか、沢山のスタンドを片っ端から呑み込んだのか、明るい光が内部に降り注いで来た。二人は猫足バ
スタブを船に例えてブラックホール内の航海を開始することにした。当然風もラリーに所望して、快適に航海することにしたのは言う
までもない。
本はここまでしか読んでないので、これでおしまい。続きを知りたい方は「ミシェル・クェヴァス著 杉田七重訳 小学館刊」を読まれ
たし。但し絵本ではないしページ250位あるので、時間がないと読み切れない。瀬波温泉行く前に借りて来て読めず。瀬波温泉から
帰って来て読めず。本日BlogUpするのにタネ切れで急遽、読んだとさ。パパを亡くして心の穴がぽっかり開いて空虚そのものだった
少女がブラックホールの穴とリンクさせて精神的に立ち上がる心温まる
お話とある。思い出は時に人を暗くセンチメンタルにさせる。思い出の遺品を失くしてしまえば時にスッキリ新たに前進することも一
つの選択であると作者は言っているのかな?


