『鬼滅の刃』珍説奇説・小峠丸坊主
「フロイスの日本史」からの漫画繋がりではないが、現在人気沸騰中の「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴著)について―――
現在経済停滞の中、各企業は販売促進に人気アニメキャラクターと
コラボレ―ションする商売が流行っている。缶コーヒーWONDA-
進撃の巨人、吉野家―ポケモン、ワンピースー色々
JR東日本鉄道―鬼滅の刃、オットット鬼滅の刃で蔦屋もキャンペーンやっていたし、くら寿しでもコラボして大盛り上がりだったぜ!
私も早速Geoに行ってレンタルコミック借りて来た。今更全部読むの大変だから20巻だけ。蔦屋でも1-12巻までDVD揃っていた。
今から全部見るの嫌だから借りるのやめた。この物語は男よりむしろ女のファンが多いそうだ。私みたいな敬老の日で自治体から
商品券やタオル等頂いた者が見るようなストーリーではない。刃傷沙汰は怖い。YOU-TUBEで見ると動作が速くてグロテスクで目が
回る。矢張りコミックが最適。でも剣での戦闘シーンが抽象的過ぎて何が何だかよく分からない。大正時代が背景とあるが作者が大
正ロマンに憧れているだけで、際立って現代に置き換えても何の差し障りもない。登場人物を描く顔立ちといい、恐ろしく拘り過ぎる
ネーミングといい、作者名は「吾峠呼世晴」とあるが筆致は女性的。ネットで見たら矢張り女性作家の噂ぷんぷん。コメディアン丸坊
主の小峠は福岡出身だが吾峠も福岡出身の尼さんかもね。それにしても沢山の登場人物、名前、各々の個性、鬼をテーマにしたグ
ッドアイデア.桃太郎の鬼退治や般若、天狗、大江山の酒呑童子征伐。米国映画のドラキュラ(吸血鬼)やゾンビみたいに血を吸っ
ては鬼と化す。鬼は人間の化身、女の情念の姿 ここにも作者が女の人ではないかと言う邪推・妄想が蠢動すると‥‥。今や日本
のアニメやコミックは世界の若者の夢憧れであり、日本の朧?若男女の盲愛するアートになった。年寄り・朧げだからと言って漫画
やアニメを見ないのはおかしい。活字は評価してアニメ動画を卑下するのはもはや時代遅れだ。
商魂たくましくアニメのキャラクターを活用して客を招致しようと考える経済界の既得益妖怪連中(魑魅魍魎)はさすが目敏い。今や
テレビCMもタレントを使うよりアニメヒーロー・ヒロインを出す方がリスク少なく賢明である。
薬物はやらないし不倫もしない、契約違反で法外な違約金を支払うこともない。でもアニメヒーローは余りに超人的過ぎて、若い観衆
はその気になって凶暴化しスマホの扱い過多で孤立者が激増しているのが問題だ。
昔のような単純明快な主人公の再登場も望まれてしかり。解り易くて昔々爺様・朧様時代<1960年代>のヒーローは衣装も安上がり
で身近に感じたな。
月光仮面、少年ジェット、七色仮面、ナショナル・キッド、まぼろし探偵、赤胴鈴之助、鞍馬天狗、丹下左膳、机龍之介、眠狂四郎、
アメリカ勢➡スーパーマン、バットマン、怪傑ゾロ等‥‥
芸能人のさんま師匠やキムタクもファンだとネットに書かれていたが、週刊文春2020.4/30号に吾峠の真実が掲載されていると言う
記事を真に受けて、わざわざ県立図書館まで出向き、書庫から持って来て貰って閲覧したら「吾峠呼世晴」の吾の字もなかった。
矢張りネットの書き込みは当てにならない。多分4/22か4/14,もしくは逆に5/8とか号数を間違えたのかもしれない。通常図書館の週
刊
誌バックナンバーは2~3月分は書棚、それ以前は書庫。市立図書館になると書棚に半年分くらいは置いている。これもまちまちだ
がそれ以前の週刊誌は無償や気持ちα円で市民に還元してしまう所が多い。県立図書館は雑誌は貸出させないし全て書庫保管が
決まりらしい。まるで大宅壮一文庫のように沢山ある。
偶々読んだ鬼滅の刃20巻に『鬼とは人間の形が変貌したもの』と作者が言っている。鬼の上弦の壱・黒死牟vs鬼殺隊-不死川玄弥
一派が血闘の末黒死牟を倒す。黒死牟は双子の兄弟で昔の風習(跡目争いを避ける為)で弟・縁壱は出家させた。しかしこの縁壱
の方が剣術が長けていた。兄は驚異的な嫉妬と劣等感を抱き、存在を否定しかかる。終りの20巻でこういう作画を始めるのも、何
処か母性を感じる作風である。時間が出来たらDVDを見て見ようっと!それにしてもサイコの神戸-酒鬼薔薇聖斗事件を呼び起こす
ような漢字ネーミングばかりでオドロオドロしますね。










