巨人・原監督1067勝で名将に
勝つことだけを使命感に義務付けられた巨人軍の監督は辛いはず。
でも原監督はそんな苦労はおくびにも出さず、名采配で巨人監督歴代一位の1067勝を達成した。辰ちゃんおめでとう!
史上空前V9監督、打撃神様川上哲治が打ち立てた1066勝を抜いた。
勿論原は巨人歴代の4番打者で過去に監督を務めたON(王、長嶋)
以上の勝利数である。この二人は監督の時より現役時、バットで大いに勝利を呼び込み通算6000勝に貢献した。然し原辰徳は歴代
4番打者としては輝きは僅かONより見劣りした。それは致し方ない。球史史上天下の巨人記録(世界記録も)の王者と記憶のヒーロ
ーを相手にしては敵わない。それを監督になってチームに結果をもたらしたのは立派である。厳しい選手操縦法、人心掌握術、きら
めきの先発メンバーの選出や代打攻勢が図に当たる。原監督は入団時から強運に恵まれていた。球団と相思相愛でも好選手とな
ると他入団も勧誘して来るし、中々自分の希望は通りにくい。然し幸不幸が絡むドラフトで原選手は見事意中の巨人に指名された。
一年目二塁手からスタートするも主力選手(中畑)が故障や怪我で、シーズンが終わって見れば原は正三塁手に定着し、長嶋二世
と呼ばれる選手になっていた。
原監督の今年の補強はシーズン何度も敢行された。弱い部分を補い、他球団へ行けば活躍が実証される実力ある選手の放出であ
る。昔はドラフト一位大田を日ハムへ譲った。巨人で花が咲かなかった大器もプレッシャーのない北の大地で思う存分活躍してい
る。最近ロッテに移った沢村も環境変われば変化することだろう。ノーコン、イラつく投球、沢村の投球はその日投げて見なければ
分からない、謎を秘めたピッチャーだった。長嶋巨人の時駄目でもストライクが入らなくても、出し続けてプレート度胸を付けさせた新
浦。何年かは抑えとして活躍していながら、ある日突然乱れに乱れる石毛、西村‥‥こういうのもやはり勝利を義務付けられた目に
見えぬ巨人軍のプレッシャーなのだろうか?沢村は実力はあるからロッテで相当やるかもしれない。巨人と日本シリーズで対決し、
坂本,丸、岡本三者三振だって夢じゃない。嘗ての江川問題で阪神へ移籍した小林繁、星野監督の要請で中日へ泣く泣く行った西
本聖、二人の遺恨巨人戦は見ていて圧巻だった。それを沢村に期待している。監督でも思いがけず巨人を出された三原修の反逆、
V10を阻止した与那嶺の怨恨、広岡や森の巨人叩きは憎き巨人への熱い思いがなせるドラマであった。野球はやはり巨人中心で回
っていることを裏付ける話だ。西武の内海も広島の長野もスポーツ新聞の一面を飾る活躍を期待するものである。
<画像は週刊ベースボール表紙拝借 最近文春砲の攻撃には老獪の域に達した原監督、煙に巻いた作戦を続行中。
賭けゴルフも程々に・・・身内の素行にも選手並みの叱咤を!>
選手の使い方からも原監督の性格が見える。監督と言えども所詮人の子、自分好み、扱いやすい選手、素質を見込んだ選手、母校
の後輩、親戚や縁故等優先は仕方ない。でも結果オーライの勝負の世界,勝って行けば文句は言えない。原監督は名将と呼ばれ
る域に達したかもしれない。嫌確かに勝利数一位ならもう名将である。原監督が師と仰いだ星野監督は猛将であった。1181勝して
いる。智将と尊んだ野村監督は1565勝、この二人の監督の勝利数は決して抜けない数字ではない。「まだ青春まッ只中」とコメント
している62歳の若大将がいる。後10年はやれる。一位の鶴岡一人の金字塔1775勝まであと700勝余り、古稀になっても巨人監
督だったら鶴岡記録は抜ける可能性大。巨人では江川も桑田も松井も監督にはならない。せいぜい今後監督要請が来るとすれば、
阿部、菅野、坂本あたり。嘗ての川上監督のように後釜候補は身の回りから追い出し作戦。別所、千葉、広岡‥‥残っていれば皆
監督になったはずだ。川上監督の幸運はON全盛で巨人黄金時代に遭遇したからだ。ONの実力色褪せて黄昏になって政権を長嶋
に譲った。長嶋監督初期政権は投手野手の実力は落ち込み球団史上初めて最下位になった。一昨年まで高橋由伸が監督を務め
たが、高橋の功績は岡本を4番に育てあげた実績である。采配の能力は今一だったが、これだけがよくやったと褒める勇気ある采
配である。以後堀内と高橋は監督の再要請はあるまい。長期政権を続けるには安倍政権ではないが、健康と長期展望が稀有であ
る。目先の勝利だけにうつつを抜かすと足元を救われる、このことを肝に銘じて原辰徳優勝へ邁進してくれ。嘗ての巨人ファンは心
からそう願う。今では球界の覇者・盟主となったSBから覇権を取り戻すためにも‥・・・。


