コミック「平家物語」横山光輝画
8年前松山ケンイチ主役でNHK大河ドラマ「平清盛」が始まった時、この時代を放送するのは珍しいと思って見ていたのだが、何や
ら画面が埃っぽくて(そういう風に時代をリアルに演出したのだが)
其の内メンド―になって見るのを止めてしまった。この時代を余りやらないのは船内闘争が多いので、予算の関係で回避していると
思っていた。今思えば見なかったことを惜しいと悔やむ。
日本の戦国時代ではケッコー水軍の戦いがあり、見慣れた馬上くんずほぐれつ絡み合うより新鮮味がある。当然光輝画のコミック
にも船上戦闘が見られ、孫子の兵法が描かれている。平氏も京で振る舞った傍若無人が命取りになって、源頼政等の音頭取りで遂
に源氏の反撃が始まる。この時代倒した子孫を絶滅しなかったのは命取りになった(頼朝&義経)然し正式には幼い天皇がいて、そ
れを証明する三種の神器(鏡、勾玉、剣)を握られているにも関わらず、源氏が朝敵とならぬ苦肉の策、もう一人の天皇(四ノ宮)を
敢えて立てて、平家討伐に西へ集結。挙句の果て史実の通り安徳天皇と中宮徳子は壇ノ浦にて海中深く、剣と共に竜宮城へ向かっ
てしまった。その後後白河法皇の下、
ホントにあるのかないのか2つの神器と剣は他から代用して、世界唯一万世一系は続行していく。よく寺院や神社でも絶対に見せな
い秘仏とか宝物はホント実在するのか、いつも疑問に思っている。
ないのならそれでいいが当事者にとっては信用問題だから深刻だ。
古い古い大昔のことだから、その信仰に関する偶物はなくてはならないだろうし、ちゃち過ぎて見せるにはばかる代物なら、見せな
いに越したことはないという人智が働く。日本は火事が多いから,取り分け神社仏閣は何度も燃えた歴史がある。蝋燭が風に揺れて
火を噴く。そんな時代、宝物は火気厳禁の場所にあったにせよ、扱いが大変だったろうと思うね。昭和は地震雷火事親父、令和2年
は地震だけが残って「地震線条降雨帯コロナ嬶」だな。平家も怖いが嬶はもっと怖い最恐!上州はそう言う所。
平家物語では最初は木曽義仲と巴御前の奮闘で平氏は西へ西へ追いやられる。しかし義仲は身分不相応の征夷大将軍にしろと
か、部下の雑兵が京で掠奪・蹂躙思いのまま。注意するよう朝廷に言われれば、恩賞・褒美がないのだから致し方ない返事。結局
源義経に排除を願うことになる。
然し義経もその人気と破壊力を恐れた兄・頼朝によって逆賊扱いにされ抹殺されてしまう。権力を握ったものは誰が最初に自分の
周囲を動揺しむるか、常日頃デリケートになっている。寝首を掻かれる前に相手の首を奪取する、それが武士社会暗黙のルールで
あった。
やがてその源氏が擁立した鎌倉幕府とて滅亡の時が来る。群馬太田の英雄新田義貞が「いざ、鎌倉へ」生品神社で必勝祈願し打
倒幕府を目指すのである。
画像源義経>奢れる人も久しからず 唯春の夜の夢の如し
猛き者も遂に亡びぬ 偏に風の前の塵に同じ
―――美文調「平家物語」の一節。有名な出だしは以前書いた。


