『宇宙探査の歴史』ロジャー・D・ローニアス著
前回の「美しい夜空」と同じ大型ビジュアル本を借りて来た。
それが「宇宙探査の歴史」東京堂出版¥5000 重さ2kg
外国本は小説でもドキュメンタリーでも分厚く、大きい出版物が多い。西洋人はコロナウイルスには弱いがバイタリティと持久力が凄
い。東洋人はどちらかと言えば淡白で出版物に分厚さは求めない。
西洋人は2~3日位寝ずに執筆しても疲れを感じない。だから私メはこういう分厚い本に古い写真だけを求める。全部を読もうなんてと
ても立ち落ち出来ないのである。
という訳で本書は太古の昔人々は夜空を見上げ、果てしない空想を描いたところから始まり~、今や観光で宇宙旅行をするまでに飛
躍した。壮大な400ページの中から面白いイラストや写真を独断と偏見でピックアップし、重い本扉を開けて御紹介しよう。著者のロー
ニアス氏は元NASA主任歴史学者と言う肩書なので、よくマァ~大絶叫するようなビックな写真提供がある。乞うご期待!
天文学者ベルナール・フォントネルが描いた1791年アクアチント銅版画。タイトルは地球外生命に思いを巡らせるとあり、
ベルナールが仰ぐ左上に目鼻口の付いた月が描かれている。然し私メがスキャンに失敗、坊主頭の宗教家のような月顔が見られな
い。
1898年SF小説「宇宙戦争」3本足の火星人はイギリス軍を撃破する。火星人が地球に住めなかったのは、地球上の病原菌に対する
免疫がなかったので滅びた。この物語の頃は大英帝国真っ盛り。宇宙人は強国に押し寄せる。20世紀はアメリカが天下だったから
ハリウッドに猛攻撃掛ける。21世紀半ば以降は北京に宇宙人は押し寄せることだろう?唯中国人はSF映画作るだろうか?
ロケット技術は飛躍的進歩を遂げ、ついに犬に宇宙を見て来させ様と言うことになった。「スプートニック2号」(ソビエト)
に乗った犬のライカ君(1957年11月)。まだ衛星も同乗犬も地球へ戻ると言うミッションは準備されていなかった。よく映画で何百年
経って地球に戻る宇宙飛行士がいるが、其の内にはライカ君も戻って来るんだろう?ね。
太陽の探査。太陽系でやはり一番謎が多く、余り知られていないのはお天道様であろう。この写真は2015年2月に撮影された。太陽
フィラメントを伴うコロナ質量放出。撚糸上の一部は太陽に戻るが、放出の大部分は明るい粒子雲となって宇宙に飛んでいく。太陽
のことを書くには本書丸写しの文章になってしまう。もう一つ丸写し文章をことのついでに記して置く。
地球の月は直径が太陽の約400分の一。地球からの距離も400分の一なので、太陽と月は天空で同じ大きさに見える。この偶然の
一致によって、地上から素晴らしい皆既日食を観測できる。
二―ル・ドグラース・タイソン(アメリカの天体物理学者)
これも2015年1月に撮影された。太陽フレアを放つ太陽。太陽フレアとは爆発的な放射のこと。
宇宙ゴミの大量の気味悪さ。こうして軌道をグルグル回っているのもお月様のお蔭。お月さまの引力が無かったら、宇宙ゴミはドンド
ン地球に向かって燃えて行くんだとか‥・・・。よくSF映画で宇宙船外にいると、宇宙ゴミがどんどんぶち当たって来る映像があった
けど、其の内地球が宇宙ゴミ(スペースデブリ)に蔽われ、見えなくなるんじゃないか?宇宙ゴミって除去する対策ってあるの?
1908年ロシアのシベリアに接近するツングスーカ隕石の想像図猛スピードで炎焼する火球の恐怖と神秘
世界中でのUFO現象の始まりは1947年自家用パイロットのアメリカ人が「空飛ぶ円盤」を見たから始まる。上図の写真はその後沢
山のUFO目撃談がある中で、マァそれらしく見せた有名なUFO写真。1950年5月オレゴン州。ヨーロッパでも脅威の共産国家ソビエト
が近いため、UFO目撃談は多発した。アメリカ国家安全保障当局者たちはUFO報告を聞いても、それは異星からの訪問者と言う考
えはなく、あくまでクレムリンの領空侵入を憂う考えだった。
究極の宇宙への接近は観光で帰結かと思っていたが、考えが甘かった。本書はアメリカ映画並みのハッピーエンドに終わらせたか
ったのだろうが、現実は19世紀の映画のように宇宙戦争と言うのがあった。それも宇宙人との戦争ではなく、地球人同士の第二、第
三の惑星奪取戦争。各国の沢山の衛星が宇宙に舞い、GPSで地球の全てを丸裸にしている。又中露のキラー衛星が自国以外の衛
星をブチ壊している。ついに日本でも高額兵器はもういらない。宇宙作戦隊を発足。何やら可笑しな宇宙戦争の勃発を予感させる事
柄が多くなってきた。月見気分が出ない月面ホテルで生まれた星(地球)
を眺めて感傷に浸っている場合ではなくなる。砂上楼閣ならぬ月面上のあやふやな楼閣に終わらない計画の元、地球以外の人が
住める所探しもこれからヒートアップしていく。










