アンドロイドのエイちゃんを見聞してきた!
深谷市のネギ畑の一角にその記念館はある。あっ?
矢沢永吉のアンドロイドではありません!ロックンローラーを期待したなら済みませんね。私が見て来たのは
渋沢のエイちゃんこと、
渋沢栄一のアンドロイド(人間型ロボット)でした。4年後・新一万円札のデザイン・モデル、そして来年は
愈々NHK大河ドラマ。渋沢栄一深谷血洗島町出身日本経済生みの父。渋沢栄一のアンドロイドがついに初お目
見えした。本来なら4月頃一般公開する予定だったが、コロナウイルスの外来伝播で日本隅々まで駆逐され中
止になっていた。やっと電話での申し込みが始まり 、20人限定で生の渋沢アンドロイドを見聞することが出
来た。
ドトール名誉会長が一億円寄付したと言う。
8分間の「道徳経済合一説」講義も現代で通じる経済論だったし、孔子の論語、アダム・スミスの国富論を要
とする渋沢翁の学説は令和の殺伐とした時代に旋風を巻き起こす予兆がある。来年の大河ドラマが楽しみにな
って来た。その後館員のどうでもいい質疑応答は余興として笑いを誘ったし、何回か見学会を繰り返すこと
で、もっと面白く改善していくのではないかな。
政界の暴れん坊、ハマコー(浜田幸一)ではないよ!
渋沢栄一の近代日本に与えた衝撃は偉大。社会福祉、国際親善、経済活動支援、富岡製糸場設立援助
等々・・・・。記念館の渋沢栄一の業績については何回かブログで書いているのでここでは割愛する。
今回まだコロナウイルスが燻っていて、東京は勿論埼玉もクラスター発生で予断を許さない。見学者は当然マ
スク、アルコール消毒に検温チェック。席も隣は空けて三密維持。肝腎の渋沢アンドロイドはノンマスク。そ
れはロボットだから当たり前か。
渋沢アンドロイドの声はお年の割に柔らかく、優しいお声。
多分80歳代頃の声を採用して石黒教授が作成したのだろうが、好々爺と言う感じで功成り名遂げた人物が醸し
出す、偉そうな素振りは微塵もなく好感が持てた。真に偉大な人物と言うのはこういう感じなんだろうなと思
った。多分本物は激動の江戸・明治時代、腰の低さと味ある人間味で、時の為政者や権力家と接したのであろ
う。
記念館建物の裏手にある巨大な栄一翁銅像。遠くから撮ったことはあるが、始めて近くで撮ることが出来た。
その内二松学舎にいる夏目漱石氏とロボット会談なんて、あってもいいね!
アンドロイドも文化事業に作っている内はいいが、将来はどうなって行くか、金持ちのセンスに委ねられている。







