ノスタルジック | 時々暴走

ノスタルジック

「昭和」



オイラの産まれた場所は港にほど近い住宅地。

港町だから気の荒い者が多い。


繁華街まで徒歩で行ける距離。

田舎者が見ると都会。
都会人から見るとハズレ者の町。




暗い道は街灯のおかげで失くなった。
でも、昔も暗くなかった。


月あかりのせいだろうと思っていたが、
暗がりの中に夜遅くまで煌々と明るい果物屋があったり、突然の食堂があったり。

だから小さな子供でも夜遅くまで歩いてた。



小学生になると、サーカスが来た!少し遠い場所まで、
友人を連なり行く。
しかし、小遣い銭がなくウロウロ。


化粧してる女性が「おばさん」だった頃。
今は素敵に見えるんだけど。





小さな頃から承認欲求が少なく、目立ちたいのに、クラスで手を挙げられなかった。

当てられたら答えられたので、よく当てられた。


授業中だけは、しっかり聞いてた。
家で勉強しないので、叱られてた。


ミッちゃんがペットが好きだったのだろう、犬か猫がいた。

昔だったから塩分が多い食事を与えてたはず。
寿命は五年が多かった。

家の前で車に轢かれる事が多いが、近所の人に伝えられる事もある。

近所が他の家庭に深く関与していた時代。

確かに近所のオジサンに叱られるのが怖いから、悪い事が出来なかった。

町ぐるみで子育てをしてた。

昔の赤線、青線も近かった。

つまり売春宿街。

「汚れてる」
と言ったけど、
綺麗な物と汚れた物に接していたから「抵抗力」が備わった。

車の排気ガスや生活廃棄からの菌、トイレなど排水も清潔ではなかった。
大腸菌まみれにもなったはず。



長々と言い訳をしてみた。

だから色んな人種を「認める」のに苦労しない。


だから、オイラは綺麗だけの人にはなれないニャン玉!
( ´∀`)