朝ドラ【虎に翼】毎日みています。

 

【虎に翼】見ながら、毎朝、泣いてる私。

ひと泣きしてから一日が始まってる。(笑)

 

わたしは、誰かを見て、

羨ましがる癖があるのだけれど

それはたいてい、

自分にないものを豊富に持っている人に対してなんだよね。

 

「あの人、頭良くていいな」

「勉強できて、成績良くていいな」

「あの学校で、あの学歴でいいな」

「あんな家(豪邸)に住めていいな」

「お金いっぱいあっていいな」

「苦労なんてないんだろうな」

「美人でいいな」指差し

「スタイル良くていいな」指差し

 

だいたいこんな感じ。

 

これってさ、

この羨ましく思うのってさ、

どうみても、

物事を片方からしか、見てないよね。

 

寅子も頭良くて、恵まれていて、

家事やってくれる人がいて

旦那は(戦死しちゃったけど)とても優しくて、

今、新しい恋が芽生えてて、

そこだけ見れば、とてもとっても羨ましい。

 

涼子さまも美しすぎて羨ましい。

自分は日傘も荷物も持たずとも

いつも玉が持ってくれて羨ましい。

素敵なお着物いっぱいあって羨ましい。

玉も玉で、涼子さまに優しくされて羨ましい。

玉自身もこれまためっちゃ可愛くて

英語ができて羨ましい。

 

美佐江も東大に合格したって聞いて、

「なぬ?東大ですって?!」

って思ってさ。

なんて羨ましい!!!

赤い腕飾り引きちぎっておいて

合格しちゃうなんて!

こりゃ今後、絶対ひと悶着あるわ!

と思わざるを得ない。

 

だけど、朝ドラでは

もちろん、羨ましい部分

それだけをこっちに

伝えようとしてるのではなくて、

 

戦後、女性が働くことの大変さとかさ、

能力がある人には能力がある人なりの

仕事をしてる人には仕事をしている人なりの

優秀であれば優秀である人なりの

それぞれの苦労や悩みがあるんだなって。

 

わかっちゃいるけど、

自身が凹んでる時は、忘れちまうわよ。

自分だけが不幸だと思っちまうわよ。笑い泣き

 

お母さん(猪爪はる)が、

寅子に向かって

「地獄をみる覚悟」

って言ったのは、本当だよね。

 

最初はさ、寅子が

お母さんに口答えしてる場面をみて、

「お母さんの言う幸せも

私(寅子)には地獄としか思えない」

みたいなセリフを聞いて、

まるで、家庭の主婦として生きる

はるの生き方を否定しているように思えて

なんか、いやぁな感じがしたの。

「え?なに?外で働く女性の方がえらいみたいな話?」

って思ってね・・・。

 

でも、見続けてるうちに、

どっちも地獄、それぞれの地獄、

それぞれの場所でがんばってる内容なんだな

って思えるようになってきてね。

 

寅子が言うように、

お母さんのいう通りに結婚しても

それはそれで地獄だっただろうし、

かといって、

仕事をすれば仕事をする大変さも

これまた地獄だ。

(特に、この時代は今よりもずっと・・・)

どの道を選んでも、

ぞれぞれの地獄ってことでさ、

 

結局のところ、

自分に与えられたモノの中で、

自分で選んだ道を精一杯やって

その茨だらけの地獄を

それぞれ突き進んでゆくしかないんだろうなって

今期の朝ドラ、終盤にきて、そう思う。


 

あたしはね、もちろん、同じ女性として

寅子の嘆きもわかるけど、

花江的生活が長かったから、

どちらかというと、

家で家族のためにみんなが出掛けた後、

家でひとりで家事をする花江の

孤独とか、寂しさとかが

なんかもう見てて、涙涙なのよ。

 

寅子が料理して、

そのあと、洗ってない食器を見た時の

花江の顔、、、

私、朝から涙ぽろりだったよ。

花江に対して

「えらいよ!あんた!」

って思うこと、たびたび。

 

そんなこんなで朝ドラ楽しんでます。

 

 

・・・追伸・・・

ちなみに、うちの子達は、娘も息子も

スンとしてくれなくて、、

だからいいのかな?と思ったりもしてね。グラサン