新年度が始まって、1週間以上経ち、
小学生、中学生、

それぞれの担任の先生から
宿題のやり方、学級目標、などなど
方向性を示して頂いた。


娘にとっては、中学校生活最後、

〆を飾る担任の先生となります。


娘のクラスの担任の先生は、

厳しさでは校内トップ3に間違いなく入るであろう

とても厳しい(と言われている)先生でした。


保健体育(陸部顧問)

技術(剣道部顧問)

数学(柔道部顧問)


だいたい、この3人の先生が学校を牽引している。


そのうちの一人が娘の担任となりました。



が、、、娘は絶好調 クラッカー


「すごくいい。すごく大好き」


厳しい先生を大絶賛!

授業参観(学活)を見に行ったけど、
本当に活気ある良いクラスになっていくだろうと
先生を見て、そう思った。


学級通信は1週間で3枚も配られ、
それは、生徒に向けて書かれたものだけど、

私も しっかり読んでます。


そのたびに、波線引いて、花丸書きたくなる内容。合格


【先生の自己紹介】
→出身中学、高校、大学(学部専攻まで)
趣味、好きな言葉、尊敬する人、
そして、なぜか好きなタイプまで。笑
あと、一番文字数があったのは、
なぜ中学校の先生になったのか、その理由。
おまけとして、
自分は中学時代どんな子だったかなど、
とにかく人間味あふれる内容だった。


【先生が目指すクラス】
→合唱コンクールへの意気込み、
生活面、学習面も、細かく書いてあった。
きっとみんなついていくと思う。


【諸注意】

→読んですぐさま、「素晴らしい!」と思った。

中3として過ごす心構え、暮らしのあり方、

仲間との付き合い方、大人への相談の仕方など。

それから、こうこうこういう時は、

新聞に載ろうが教師クビになろうが、

君達を本気で怒ると。


冊子にして、ずっと置いておきたいと思う内容だった。

私も、中3じゃないけど、この心構え、暮らしのあり方、

守っていきたいな。


そして、先日、

懇談会の時に配布された資料には
親に向けて書かれた学級経営方針が
詳細に記されてあった。


今後の流れ、進路指導、行事、生活面。
エトセトラ、エトセトラ


私は隅から隅まで読み、感銘を受けたので、

帰りコンビニでもう一枚コピーして、
一枚は娘の机の下のシートに入れておいた。

先生に

「もう1枚ください」

って言えばよかったぁ~。後悔汗


とても厳しい先生で有名だけど、
この1週間、
娘の様子を見て、
学級通信を読んで、
懇談会を通して、
感じたこと。


ひょっとしたら、
中学生、もっともっと
大人に叱られたり、
厳しく指導してもらったり、
時には小突かれること
されたいんじゃないかと。。。


今は、

『叱らない子育て』
『個性を大事に』
『子どもの話に耳を傾ける』


が主流になっていて


何か問題を起こしても、

ただ叱るのではなく、
「どうしたの?」
と優しく声をかける。

そんな流れになりつつあって、

それは、一理あるけれど。。。


でも、、、
もしかして、子ども達は
時には、本気で体当たりしてくる先生を、

厳しく叱ってくれる先生を、

求めている場合もあるのではないかと。


ここ最近、特にそう感じる。


うちの場合だけか?


娘の場合、厳しくしても、

案外、へこたれない子であることが

判明した。


娘が通っている塾の先生は、

勉強しない生徒を平気で怒鳴るし、

「やる気がないなら、帰れ!」

と言うし、居残り、張り出し、教室退出、

上のクラスになればなるほど、実に厳しい塾。


最初は、

「大丈夫かな?」

と心配してたけど
あっさり

「全然平気!」「ママほどじゃない」
と。ぼー


通塾するようになってから
家にいる時間が少なくなった分、
学校の話や塾の話を
いっぱい話すようになり
まとまりのない娘の話を
私は必死に聞いているんだけど、


だいたい、まとめてみると

娘の気持ちはこんな感じ。


「優しい先生も好きだけど、

でも、時々、先生によっては、

なんか、あんまりって

感じがする時もあるんだよね。


理不尽に怒られるのはイヤだけど、

悪いことしたら、怒らない先生より
怒ってくれる先生の方がいい。


何やっても、怒らない先生、
うちの中学にもいるんだけど、
なんだかなぁ~って思うんだよね。


なんか、ゆるすぎて、なまぬるくて、
無関心されてるっぽくて
ちょっと寂しいんだよね。

合唱コンも、体育祭も、

先生にやる気ないし。


先生は、うちらには興味ない?
先生ぇ~生きてますかぁ~?
とか思っちゃう。


なんか、一生懸命って
ダサいけど、かっこいいんだよね。」


・・・・・・・・・

中3にしては、語彙力低い、
よくわからない言い方だけど、
娘の言いたいことは、わかる気がする。


生徒たちって、結構よく見てる。

むろん、生徒の個性は十人十色だから、
本当に厳しい先生が苦手な生徒も

いるかもしれないけれど、

娘の場合、熱意と情熱があれば、
また言うことに筋が通っていれば、
厳しい先生、好きなんだろうなって思う。


「あの先生怖いよね。」

「うん。怖いよ。でも、ママよりまし」

いつも、それがパターンになってます。


たった1週間で中3の担任の先生に

絶大な信頼を寄せたのは
先週あった 担任と生徒 2人でやる面談。


それからだな。


事前に

『個別面談資料』と題されるアンケートがあって
習い事や、がんばりたい科目、やりたい委員会
そして、卒業後の進路希望を書く欄があって、
最後は、先生への質問を書く欄もあって。


その用紙、

最初は書くのをめんどくさがっていたんだけど

学活の時、
「先生への質問が空欄なヤツはクソだな!

なんか、聞け!
オレが何でも答えるのは、これが最初で最後だ!」
って言われたんだって。笑


そしたら、とある男子が
「え?何でもって、何でもですか?」
と、恐々・・・。

「おぉ そうだ!、、、で、お前が聞きたいのは、これか?」
と小指をたてて、

みんな笑って、

すぐさま先生が
「よし!答えてやる!書けるもんなら書いてみろ」
と。


娘はそんな恐ろしいこと質問できなくて、
「先生の好きな食べ物はなんですか?
私は果物が好きです」
と書いたらしい。


つまんないなぁ~。苦笑


ホントに普段は聞き難いことを
聞いた人はいるのだろうか?


今回の面談が、

今までの中で一番長かったと
娘自身、驚いていました。


いつもは、数分で終わってしまうのに、
先生の方から、
「家ではどんなことをして過ごしてる?」
とか、提出した資料をもとに色々聞いてきて、
娘はいつものように
そっけなく
「ダラダラ過ごしてます」
と一言で終わらせて、

今までの先生は
そこで話が終わるのに、
「ダラダラっつーても、いろいろあるだろ?
どんなダラダラか説明してみろ」
と。
あと、先生への質問も、
「果物っつーても、いろいろあるだろ」
そして、その時、娘は先生との会話の中で
「うちって、果物好きだけど、
熟れたバナナはあまり好きじゃないことに気づいた目
と。新しい発見をしたらしいビックリマーク


先生の好きな食べ物は焼肉で、

もちろん、話はそこで終わらず


「ママ、叙々苑って知ってる?」

と聞かれたので、


「知ってるけど、行ったことはないよ」

と答えたら、

娘がこう言った。


「先生は叙々苑、1回だけ行ったことあるんだって。

行ったことあるか?って聞かれたから、

ありませんって答えたら、

そこの焼肉屋の話を延々としてきた。

それでね、先生はね、

叙々苑の焼肉を食べ過ぎて消化しきれず、
体が悲鳴をあげて、あの世からお迎えが来て
腹に焼肉残した状態でポックリ逝くのが
一番理想的な死に方だって言ってたよ。
そしたら、あの世でも叙々苑の余韻が残るだろって。


よくわかんないね」


そう言って、

ケラケラ笑ってる娘は、

とても楽しそうでした。


今までの中で一番長い面談だったらしい。

「だって、先生の方が終わりにしないんだもん」

そう言って、

面談の様子を思い出してる娘は、

とても楽しそうでした。


考えてみれば、
今まで、担任の先生とはあんまり
話さなかったものね。

音楽の先生とはよく話していたみたいだけど。


義務教育最後の担任の先生、
娘はすでに絶大な信頼を寄せています。

本当に良かった。


ママも、怖くてビクビクしちゃうかもしれないけれど、
娘から先生の話を聞いてるうち、
家庭訪問や三者面談が少し楽しみになってきたよ。


中学校生活最後の一年間、
楽しく過ごせるといいね。