クラスで一番仲良くしている大切なお友達が
生徒会に立候補することになり
応援代表として演説することになった娘。
(くれぐれも、娘は候補者ではありません!)


14歳になって、体育館の壇上で
全校生徒の前で演説をした娘。

生まれて初めての経験でした。


帰宅した娘の第一声

「今までの人生の中で一番緊張したよ~。ショック!
あんなにドキドキするとは思わなかったよ~。ショック!
ホントに手がフルフル震えたの。ショック!

高揚した声で報告してくれました。


私は、余計な老婆心から、
今までの娘の性格からして
声が震えて何も話せなくなるんじゃないか?

ただ文章棒読みでボソボソ
何を言ってるのか、

わからない読み方をするんじゃないか?

応援代表が娘であることで
かえって、お友達に迷惑をかけることにならないか?


などなど結構心配していました。


どんな様子か見ることはできなかったけど、
でも、精一杯、演説したそうです。

 

その前に、娘に何度も
「(応援演説を)聴いてくれ」
と頼まれ、夕飯の後、

娘のスピーチを聴いて、

介入し過ぎとわかっていながらも、
娘のスピーチの仕方に

あれこれイチャモンつけました。


マイクを使うから地声は大きくなくてもいいけど、
強弱は絶対付けた方が皆に伝わると思う!
「みなさん!」と言う時、少し声を強くしてみては?


(家に遊びに来た時の印象で)
彼女のこんなところを素敵だと思ったから
そこの部分を入れてみては?


彼女にはこんな良さもあると思うから、
そこをアピールしてみては?

などなど。



そして、オバマさんやケネディ大統領の演説、
小泉さんの演説をユーチューブで一緒に観て
話し方の研究もしました。

中でも、小泉さんの脱原発のスピーチは
とても勉強になりました。

拳を振り上げて話すことはしなかったみたいだけど、
『国民』と言うところを『生徒みなさん』と言い換えて、
なかなか良い文章が仕上がったみたい。



そして、、、、、



娘が心の底から応援したお友達は、、、、、



見事、、、、、、




当選しました。 クラッカー  クラッカー  クラッカー



私も本当に嬉しくて。

娘はとてもクールに

「当選するってことはわかってた」

と。キャ



改めて実感しました。


娘は本当に変わりました。

おそらく、少しずつ日々

変わっていたのだと思いますが、
毎日一緒にいると、

その変化は、なかなか実感できません。


でも、明らかに、変わった。


変わったというか、、、


進化した。成長した。



急激に変わったのは、

部活動で、うまくいかず

悩むようになってから。


それからです。


「合唱コンクールのピアノ伴奏をする」
と言い始め、
それを機に一緒に伴奏した子と急激に親しくなり、
その子が生徒会に立候補することになり
仲良くなった流れで応援代表をし、

今にいたる。


もし、部活でのいざこざがなかったら、
部活の楽しさに満足して、
「伴奏なんて、めんどくさいし」
と言って、やらなかったと思うし、
やらなかったら、こんな親友のように
仲良くなっていなかったと思うし、
無論、応援代表もしていなかったと思う。


本当にわからないものだね。


部活で文化祭に出られなくなった時は、

私も悔しくて、娘をコケにした先輩のことを

顧問の先生に伝えようかと思ったけど、

「これは、娘の問題だ!」

と黙り続けて良かった。笑



皮肉ではあるけれど、

その時は見捨てられたようで

とても切なく感じた先生からの慰めの言葉、

「あなただったら、文化祭出られなくても、

ちゃんとできるから大丈夫でしょう」

と言うのが本当になってしまった。


その時は、『ちゃんと』ってなんだおぉぉ~

と涙したけどしょぼん

これから、また絶対に試練はあると思う。


敗れることも負けることもあるかもしれない。



でも、そこでダメになっては欲しくない。

敗者復活戦は、いくらだって出来るのだから。