・・・努力の子・・・
やっぱり、娘は努力しないと、勉強もピアノもできない子だった。
今まで、散々、言い続けて、励まし続けて
それでやっと、学校の勉強もついてゆけている状態。
漢字も努力してやっと学校のテストで満点をとれるようになった。
何もかも、すんなりいったものはない。
そろばんだって、ピアノだって、
継続して、努力して、やっと今に至る。。
そのレベルは
けして、
努力して小学生で漢検１級とか、
努力してピアノコンクール優勝とかではない。
超人でも天才でも優等生でもない。
努力して、やっと、人並み・・・・・。
以前、それを実感する出来事があった。
もうずいぶん前の話になるけれど、
娘はいつだったか、４０点という漢字テストを持って帰ってきた。
毎回おこなわれる漢字の小テストなのだけれど、
１０問中４つしかかけていなくて、愕然とした。
「いったい、どうしたの？」
カレンダーをみると、ちょうどその小テストをやる前日、
私と娘は、とても些細なことでケンカをして、
娘は私に反発して、漢字の練習をやらずに学校へ行った日だった。
たかが、漢字の小テストだったけれど、私はとても悲しかった。
やっぱり、この子はやらないとできない子なんだ。
付け焼刃は使えない子なんだ。
そして、今まで努力してきたから、
なんとかこの状態を保てているんだ。
そのことを改めて実感出来事だった。
努力は時に苦しい。
めんどくさい時だってある。
それは、私にもわかる。
目の前にあるお気軽な楽しさ、その日暮らしの方がラク。
それを選びたくなる気持ちだって、わかる。
だけど、それじゃダメなんだ。
何のために家で勉強させているのか。
何のために人は努力をするのか。
そして、何のために生きているのか。
それらは、けして１日で説明できるものではないし、
ましてや、直球一言で説明できるものでもない。
だから、私は体をはって、自分の人生をかけて、
長い時間をかけて娘に伝え続けている。
そして、子ども達には、
天才にも超人にもならなくていい。
だけど、努力の子にはなれ！
そう言い続けている。
小さな挫折を繰り返しながら、それでも前に進もうとしている。
５月病になんてなっている暇はないぞ。
小さなことを侮らず
小さなことを大切に
小さなことを積み重ね
努力を続けてゆこう。
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