先週の後半に円・ドルの為替市場で円高にシフトしました。161円/ドルあたりだったのが、155円/ドル台まで一気に進んだので、財務省が為替介入したのではないかと考えられています。

 ゴールデンウイーク中にも為替介入をやったようで、5円ぐらい円高に押し戻しましたが、3ヶ月は持ちませんでした。今回も5円ぐらい円高方向に押し戻しましたが、この効果は3ヶ月も持たないでしょう。

 

 日本とアメリカの金利差だけでなく、様々な為替の実需をみると、円を売ってドルを買う動きの方がその逆よりも多いようです。ここの売り買いの状況を改善してこそ、為替介入は効果を生みます。要するに、為替介入は時間稼ぎにはなっても、問題の根本を解消しなければ効果はそのうちに消えてしまうということです。

 

 今、日本は悪い円安による物価高に苦しんでいます。桜井シュウは、国民の暮らしを守るために、悪い円安をくい止める、そのための金融政策と経済政策(特にエネルギー政策)を改めることを提案しています。というか、この2年間、ずっーと提案し続けています。