形式的には本日(6月23日)が今年の通常国会の会期末です。6月23日は日曜日ですから、実質的には6月21日(金)が最終日でした。なぜ、日曜日に会期末を設定することとなった理由ですが、国会法10条で常会(通常国会)の会期は150日間と定められており、金曜日(1月26日)にスタートすると、日曜日に150日目が到来します。

 実は金曜日スタートになることが多いようです。金曜日スタートにすると、初日の金曜日に総理大臣の所信表明演説を行い、週末の間に答弁調整を行って月曜日から代表質問に入れるということで、週末に答弁調整する役所の方々はたいへんですが、時間は確保できるというメリットがあるようです。週末労働を前提とする日程は好ましいことではないと思いますが、3月末までに来年度予算案を可決成立させるためには1月~3月は詰め込んだ日程になってしまうようです。

 その分、もう少し早く通常国会を召集すればいいと思いますが、年始は様々な慣例的な行事があり、そうもいかないようです。とはいえ、儀礼的・形式的なものは簡潔化・省略など見直すことも必要でしょう。実質を取るための作業工程、これは日程からはじまります。

 桜井シュウは、国民の豊かな暮らしづくりに向けて、ゼロベースで見直ししていきます。