3月下旬から1ドル=151円で貼り付いていた円ドルの為替レートですが、昨日(4月10日)から円安に振れ始めました。今日(4月11日)には1ドル=153円になりました。
財務大臣と財務官は口先介入的な発言を繰り返していますが、今のところ為替介入は行われていないようです。通貨高に対する為替介入は無限にできますが、通貨安に対する為替介入は外貨準備の額が上限になりますので、今回のような通貨安の場面で安易に為替介入はできないでしょう。
基本は、経済のファンダメンタルズを改善することです。つまり、日本経済の生産性を引き上げるための人材育成と投資が必要です。そして、政治の役割は、ビジネスをやりやすい環境を整えることです。ところが、インボイス制度や定額減税など、経理や税務、人事の事務負担を増やす政策をドンドンやっています。これでは生産性は悪くなるばかりです。せめて政治がビジネスの邪魔をするのは、もうやめましょう!と桜井シュウは国会で訴えています。