昨晩(12月6日)、来日したノルウェー王国のヨーナス=ガール・ストーレ首相が来日しました。早速、今朝、日本ノルウェー友好議員連盟の会議にご出席を賜りました。桜井シュウは、議員連盟の幹事長代理として出席しました。
ノルウェーと日本の共通点はたくさんあります。
立憲君主制を採用しており、王室・皇室の関係は良好です。
海洋国家として、海運と水産業が盛んです。捕鯨を継続している点でも共通しています。
桜井シュウからは、民主主義、人権、法の支配など人類普遍の価値を共有することである、したがって、人類の幸福のために共に力を合わせるべきことを提案しました。また、ロシアの隣国であることも共通点で、ロシアはウクライナに軍事侵略していますが、そうした脅威にさらされていることも共通です。
ストーレ首相は、ノルウェーは水産資源や水力発電資源など天然資源(natural resources)に恵まれている、しかしもっとも重要な資源は人的資源(human resources)だと述べたことが印象的でした。実際、ノルウェーの就業率は7割を越えているそうで、これはEUの平均を大きく上回るそうです。特に、女性の就業率が高く、ノルウェーでは男性も女性も良く働くそうです。この日のミッションでは男性2名に対して女性5名でジェンダーバランスが悪い、本国では概ね男女半々と説明していました。
ロシアとの関係については、実はロシアの隣国でロシアと戦争をしたことがない唯一の国がノルウェーとの説明がありました。難しい相手ではあるものの、北極海の海域での国境線の交渉を外務大臣のときにとりまとめるなど、ロシアとの関係づくりには腐心してきたとのこと。今は、ロシアのウクライナ侵略に対して、ウクライナを全力で支援しているとのこと。
ノルウェーの明快な方針に感銘を受けました。


