本日(11月27日)は、誠に勝手で恐縮ながら月例の青空対話集会を宝塚市では宝塚駅前のゆめ広場、川西市では阪急川西能勢口駅南側のアステ川西前、伊丹市では阪急伊丹駅北口の3ヶ所で開催しました。本日も青空の下、多くのご意見とご質問をいただきました。ありがとうございます。

 







 まず、サッカーのワールドカップでは日本代表が初戦のドイツ代表との試合で逆転勝ちして盛り上がっていますが、開催国のカタールでは多くの外国人建設労働者が酷暑の中で過酷な労働に従事させられた結果、多くの建設労働者が死亡したとの指摘があることについて、どう考えるか、との質問をいただきました。

 桜井シュウは、「ビジネスと人権」というように、スポーツのイベントにおいても人権は大前提として守られるべきと考えます。ビジネスは儲かればよい、というものではなくなっています。ビジネスはお客さんだけでなく皆さんを幸せにするためのものであるべきで、誰かの犠牲の下に行われるということがあってはなりません。スポーツも皆さんを幸せにするためのものであって、誰かの犠牲の下に行われるというものであってはなりません。大会の準備と運営においては、こうした原則が守られるようにすべきと考えます。

 他方で、サッカー選手の健闘は称えられるべきと思います。

 

 また、防衛費の倍増についても質問をいただきました。

 桜井シュウは、緊迫する国際情勢において我が国の防衛力を強化する必要があると認識しています。ただし、やみくもに防衛費を増額すればよいかと言うとそうではないと考えます。イージスアショアは結局、建設されないことになりましたが、この過程で数千億円のムダ遣いが行われています。結局、イージス・システム搭載艦なる不思議なものをつくることになっていますが、これならばイージス艦の方が実績もありますのから運用できるはずです。

 そもそも我が国の防衛費の4割は人件費、すなわち自衛隊員の給料です。防衛費倍増ということは、自衛隊員も倍増するのでしょうか。今は、少子化で自衛隊は定員を充足していません。そんな中で、女性自衛隊員に対するセクハラが大きな問題になっています。桜井シュウは、安全保障委員会においてこの問題を取り上げました。まずは自衛隊員が職務に専念できるような体制をつくらねばなりません。高額な装備を大量に購入してもそれを運用する自衛隊員がいなければ何の役にも立ちません。本当の防衛力強化につながるような政策を提案しております。

 

 保育士・幼稚園教諭の給料引上げについても要望いただきました。お子さんが大学生で、保育・幼児教育を履修しているとのこと。しかし、保育士と幼稚園教諭の資格を取っても、仕事が過酷なのに対して給料が安すぎて長く続けられないのではないか、と心配しているとのことでした。

 桜井シュウは、国会で介護士の保育士・幼稚園教諭などの給料アップを提案しています。保育所の入所を待っていただいている児童がまだまだたくさんいる状況(いわゆる「待機児童」)です。これは、保育施設の不足も原因ですが、もっと深刻なのは保育士の不足です。労働市場が機能していれば保育士不足は保育士の給料アップに繋がるはずですが、そうはなっていません。保育士の給料は実質的に厚生労働大臣が政令で決定するからです。ということは、厚生労働大臣の鶴の一声で決められるのですから、そのようにするように提案しています。

 

 その他にもご質問とご意見をいただきました。ありがとうございます。