本日、「伊丹市幼児教育の充実施策説明会」が、いたみホールの大ホールで開催されました。私は、他の用事があったのですが、気になっていたので、ほんの少しではありますが、立ち寄りって様子を拝見してきました。

 

 

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 幼児教育を充実させるとの表題ではありますが、幼稚園の年少クラスで抽選漏れが発生する可能性が残り、また待機児童が発生しているのに保育所を廃止するなど、理解しがたい内容が含まれています。また、大規模な統廃合ということで、徒歩圏内に幼稚園がなくなる、という地区もでてきそうです。

 大規模な割には、昨年8月に案が示され、市民の意見を十分に反映する間もなく、採決に持って行こうとしています。このような問題について、伊丹市議会は、昨年6月、9月、12月の定例会で指摘してきました。私も6月と9月の定例会での質問で取り上げました。

 また、12月定例会では市民からの請願も採択されました。

 それらを踏まえてか、12月下旬に計画の修正案が提示されました。が、改善点はわずかであり、指摘されてきた問題に十分対処できるものか不明です。

 

 本日の説明会でも市民から多くの質問が出されました。質問が多すぎて答えられず、質問の手があがっているのに説明会は終了してしまったようです。会場では怒号が飛び交うという異例の事態となりました。

 これでは、市民に丁寧な説明ができたとは言えないでしょう。修正案についての市民説明会を1回しか開催しないのであれば、市民の質問が尽きるまで、夜までとことん説明すべきだったと考えます。

 こうした市当局の市民への説明状況を含めて、1月の臨時会で「伊丹市幼児教育推進計画(修正案)」に関連する条例改正案および補正予算が審議されることとなります。どのような審議が行われるのか、注目します。