昨日(11月10日)は、国土交通省航空局に伊丹市議会の要望書を提出しました。

 要望書を提出する際に、いくつか要望申し上げました。私からは、以下の4点申し上げました。

1)低騒音機材の導入促進
 往路は全日空を利用しましたが、たまたまB787に搭乗することができました。たいへん静かであるので、B767からB787に機材が更新されれば、伊丹空港近辺の騒音問題も随分と緩和されるものと思います。伊丹空港では、低騒音機材導入促進のために、機材の騒音レベルに応じて着陸料に差を設けられておりますが、その差は未だ不十分と考えております。こうした差を設けることは、関西空港会社の、コンセッション決定後はコンセッション運営会社の裁量で決められるものと理解してよいか確認しました。

2)遠距離規制の撤廃
 以前は1000km規制というのがありました。現在では、緩和されたものの枠があり、その枠は全て使用されております。そもそも、路線は、1日370便の枠内で航空旅客需要に合わせて配置すべきであり、顧客不在の規制は撤廃して頂きたいと申し上げました。
 なお、かつて伊丹から北海道の地方空港(函館・女満別など)の路線が関西空港に移管され、旅客需要が低迷し、路線が廃止されたことがあります。このときは関西から北海道への観光客が減少するなど北海道経済に悪影響があったと言われています。このように、地方創生の観点からもお願いしました。

3)国際線復便
 騒音の観点からは、飛行機の行き先に拘わらず大差はないことから、遠距離規制や国際線規制は廃止してもらいたい旨を申し上げました。
 先程の伊丹空港から関西空港への路線移管による旅客需要の低迷による路線廃止というのは、国際線でもありえたことであり、旅客需要に合わせた路線配置をお願いしました。

4)神戸空港の取扱い
 神戸空港は発着枠が1日30往復と極めて少なく、苛められているように感じますが、伊丹市としては、神戸空港の活性化には反対していないですし、兵庫県としては推進すべきと考えておりますので、私が言う立場にはありませんが、神戸空港もよろしくと要望しました。

 国土交通省の担当課からは、1)については空港会社または運営会社の裁量で決められるとのこと。2)から4)については、空港会社及び運営会社並びに地元自治体との協議の中で方向付けされるものとの回答でした。つまり、やりたいなら、自分で関西空港の地元を説得してね、国土交通省は汗をかきませんよ、という意味なのでしょう。
 世の中、そんなに虫がよく進むはずもなく、そういうことなのでしょう。ということで、なんとか頑張る方法を模索したいと思います。


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