私が腰に腕を回し

彼に抱きついて

顔を見上げた








「K…………くっついてても…いい?」



「美紗………それ、確信犯だろ?かわいすぎる……………あぁ~!!無理だ!」



「キャッ!!」








彼は私が抱きついてる状態のまま

抱えあげ

そのままベッドへ








「今日の美紗……かわいすぎ…………くっついてるだけでいいの?」



「ゴメン………ホントは…イチャイチャしたいけど、

Kの家に来たら、何か……ドッと疲れが出ちゃったみたいで……ちょっと…視点が合わなくなってきたから……ちょっと、くっついたまま寝ていい?



「えっ!?大丈夫なのか?一応、颯真さんに連絡する?」



「ううん。このまま少し休めば大丈夫だと思う。Kの温もり感じながら寝れたら、元気になるよ」



「大丈夫……って無理してない?」



「無理してないよ………」



「少し、休んだほうがいい」








そう言われて

すぐに眠ってしまい

気付いたら11時を過ぎていた








「わぁ!子どもたち、玲さんに預けたまま…………早く戻らないと………」



「玲さんには連絡したよ。子どもたちはお風呂入れて、もう、寝ちゃったって。美紗の体調が1番だから、少しじゃなくて、ちゃんと休ませてあげて!って言われたから、起こさなかったんだ。このまま休んで、朝、迎えに行こう



「でも…」



「美紗、1人で頑張らなくていいんだよ!今日は、玲さんに甘えさせてもらおう」



「じゃあ、玲さんに連絡だけ……



「分かった」








玲さんに電話をする








「玲さん、ごめんなさい。ちょっと、休むつもりだったのに、こんな時間になっちゃって…」



『美紗、今日はゆっくり休んでおいで!子どもたちは、朝、迎えに来たらいいから。こういう時は甘えなさい



「ありがとう。じゃあ、お願いします」








この日は

このまま彼の家で休むことにした








「ダルい感じはなくなった?」



「まだ、ちょっとダルいけど、さっきよりは、良くなったよ」



「とりあえず、お風呂入る?」



「うん………」



「どうした?」



「…………一緒に……入らないの?」



「それ…可愛すぎる…………。いいよ。一緒に入ろう」








私が先に入って

すぐに彼も入ってきた








「美紗、何かあった?一緒に入りたいなんてあんまり言わないじゃん」



「離れたくなかった…………」



「可愛い…」








ギュッと抱きしめられた








「美紗………だいぶ無理してただろ?甘えてくれる美紗はめちゃくちゃ可愛いし、すっごく嬉しいけど、精神的に不安定だったり、思い詰めてたりしてる時に多いから、ちょっと心配……………」



「K………今日はギュッてして寝てくれる?」



「いいよ!じゃあ、あがろうか。髪も乾かさなきゃないし」








お風呂からあがり

彼が髪を乾かしてくれる