メールで断りきれず
言われた通り
待ち合わせ場所へ着いた







「美紗さん、来てくれた。もしかして、来ないんじゃないかって…ちょっと心配だった。来てくれてありがとう」


「だって…待ち合わせ場所には来てってメール来たから……」


「来てくれて嬉しい。じゃあ行こうか」


「やっぱり、行けない。今日は断りに来たの」


「何で?じゃあ、2人きりじゃなきゃいいの?それなら、先輩がやってるカフェに行こうよ」






何を言っても
通じない淳くんに
少し恐怖を感じて
手が震えだした







「カフェとかは………それに、そこまでは2人きりでしょ?


「そんなに俺って信用ない?」


「信用とかそういうことじゃなくて………ただ…」


「じゃあ、いいじゃん。ほら、乗って!ちょっと家から離れてるところのカフェだから、彼に見つからないから大丈夫だよ」








半ば強制的に
助手席に乗せられて
不安と恐怖で
手の震えは止まらない

そんな気持ちのまま
カフェへ行くことに…







「着いたよ」


「ホントに行くの?」


「ほら、行くよ!」







着いたカフェは
淳くんの先輩がやっているお店
おしゃれな雑貨も販売してて
かわいい感じのカフェだった