私の一言に照れる淳くん
照れながらも
突然の提案をされる
「ねぇ、美紗さん……今から俺とデートしない?」
「何言ってるの?もう〜、からかわないで。デートは彼女としないと…」
「からかってデートに誘ったりしないよ。本気なのになぁ。それに今、彼女いないし」
淳くんの真面目な顔に
思わずドキッとした
「もう、またそんなこと……。じゃあ、久しぶりに淳くんに会えたし、折角だから、お茶飲みながら話でもする?おごるよ(笑)」
「ヤッターっ!」
喜んでる姿が可愛くて
思わず笑ってしまった
「何で笑ってんの?めちゎくちゃガキ扱いされてる気がする」
お茶をしながら
周りからは
どんな風に見えてるのか
って考えながら話を聞いてた
「美紗さん、ちゃんと聞いてる?」
「聞いてるよ。無邪気で可愛いなぁって思って聞いてた」
「やっぱり、ちゃんと聞いてないじゃん。それに、俺……美紗さんからは可愛いよりカッコいいって言われたい!」
「うんうん。淳くんはイケメンでカッコいいよ」
「あーー、もう!やっぱり、ガキ扱い。
俺が小さい時と扱い変わらないよね?
美紗さん……………ちょっと!」
手をひかれて店を出て
淳くんの車のところまで来た
「ちょっと…淳くん!手………離して………」
「美紗さん、俺とドライブ行こう!はい、乗って」
「ちょっと待って!いくら近所で、知ってるからって、2人きりで車には乗れないし、ましてや、ドライブは……」
無理って言ったのに
あっという間に助手席に乗せられて
車は走り出してしまった