私のことを優先してくれる彼だから

彼の負担にはなりたくない







「K…、これから………あっ!やっぱり、いい」



「気になるから話して」



「ううん、いい!気にしないで」



「美紗…!?話して!」




言うのやめようと思ったのに

彼の視線に負けてしまった




「…………………これからは、周りを気にしないで会えるようになるし、会える時間も増えるかもしれないけど、Kの負担になりたくないし、私の為に無理はしてほしくない………。だから、忙しい時は気にしないで言ってほしいし、私の時間に無理に合わせなくていいからね」



「今、無理に合わせてるわけじゃないよ!会いたいから時間を作ろうって頑張れる。だから、気にしなくていいよ。

それと、俺が仕事してる時間だからって、メールするのやめておこうとか、会いたいとか声聞きたいとか言う気持ちも我慢したりしないでね。

カウンセリング中は電話したり、メールの返信できないけど、寂しいとか、会いたいとか思ったことは、思ったときにメール入れておいてくれたら、必ず、手が空いたら連絡する」



「それじゃ、Kの負担にしかならないよ。それに、すっごいワガママ女……



「そういうのはワガママとは言わないよ。美紗は我慢しすぎ!自分の気持ちに正直に、俺にぶつけてくれていいから」



「めちゃくちゃ過保護。でも、ありがとう。お互い、気張らずに…ってことだよね」



「そう!だから、どんどん甘えてね」








チュッってキスをされた

こんな場面でキスされると思ってなくて

ちょっと恥ずかしくて

顔が火照ってることに気付く







「恥ずかしいの?顔赤いよ。そんな反応されると、こっちまで恥ずかしくなってくるじゃん」



「だって、不意に…………。しかも軽いキスのほうが、照れるかも………………」



「ふ〜ん、そっかぁ…………じゃあ…………………」







さっきのキスとは全く違って

息も出来ないほどの濃厚なキス







「んん~っ、んっ……………んん………っ……………K………いき………でき…………んっ……な…い………………………」



「美紗……かわいい………」



「K…息出来ないよ……」



「でも………とろんとした顔してるよ。息苦しいくらいが、萌えるでしょ?きっと、もう期待して下は大変なことになってるんじゃない?」



「息苦しくて………萌えるって…………私、だいぶ…変態扱い……………」







息苦しくても感じてしまう私

感じてることに気付いた彼