退院の日

いよいよ入院の記録もこれで最後！

今回は前回の続き、退院の日のお話です。

『入院2日目、石鹸を探して』

↑前回のお話

**********************************

4月29日、入院3日目の朝、体が熱くて目が覚めました。

熱を測ってみると37℃台。うーん、やはり熱がある🥵

そっとベッドを抜け出し、洗面所でタオルを濡らして顔と首を拭くと、ちょっとスッキリ。

部屋に戻りベッドでボーッとしていると、しばらくして廊下がバタバタ。看護師さんによる朝の体温と血圧チェックが行われ、そのあとはいよいよ、最後の朝食の時間です

そういえば、手術後しばらくは鼻呼吸が出来ない状態だったので、ふがふがしながらご飯を食べていましたそのふがふがの音が恥ずかしくて、毎回「あまり聞こえていませんように🙏」と祈りながらご飯を食べていました

朝食を食べ終わり、病院での食事もこれが最後ということで、メニューの紙について来る感想を書く欄にご飯を作ってくれた方へのお手紙を書いてみました。

毎食とても美味しくて、入院中は食事が一番の楽しみ

初日の夜の海老フライと鯵フライがあまりにも美味しすぎて感想をお伝えすると、翌日のメニューに感想ありがとうって書かれていて、それが嬉しかったりもしました。

お食事の写真、美味しさが伝わるようにほんとはもっと綺麗に撮りたかったのですが、迷惑にならないようにシャッター音が鳴らない設定にしたら画質が下がってしまったり、部屋が暗かったりでちょっと荒い感じの写真しか撮れなかったのです

でも、本当に美味しかった

食事が終わりパジャマから着替えると、ベッドの横の棚の中にしまっておいたものを鞄に入れ、ササッと退院の準備を終わらせました。時刻は8時半過ぎ。退院は10時半〜11時頃とのことなので、あと2時間ちょっと。

お部屋の清掃に来てくれた方が、

「来たときと比べると随分と顔色が良くなったわね！」

と声をかけてくれました。嬉しい

そして、「隣の方が昨日退院して空いたから」

とカーテンを少し開けていってくれました

（新型コロナの対策で、普段ベッド周りのカーテンは常に閉じられているのです）

白い雲と青い空が見られて、なんだかホッとしました

そうこうしているうちに、11時近くになり看護師さんがやって来て、

「お会計の準備が出来たから窓口で会計して、そのまま帰って良いよ〜」

と言ってくれました

看護師さんにお礼を言い、エレベーターに乗ると…なんと偶然、次の階で主治医の先生が乗ってきました

お互いにびっくりしましたが、退院前にお礼が言えて良かったです

挨拶を交わして先生と別れ、会計を済まし、無事に退院

外に出てすぐに日の丸が目に入り、この日からゴールデンウィークが始まったことを思い出したのでした（昭和の日）

ゴールデンウィークだというのに、この日、旦那はお仕事。

タクシーで誰も居ない家に帰ると、テーブルの上に私の大好きな白くてもちもち系のチョコパンが３種類置いてありました

これは、私が入院する数日前、

「ローソンとファミマとセブンで見た目そっくりだけど味はどうなんだろな同時に食べたこと無いから違いが分かんねぇや」

…と言っていたのを覚えていて、買っておいてくれたのです。

お粥とか、スープとかじゃなく、【好きなものがあれば喜ぶやろ】という発想がなんとも旦那らしくて、そして嬉しくて、思わず笑ってしまいました

私が鼻血で汚してしまった床やテーブルは綺麗に拭かれていました。後で聞いたところ、私の手術が終わり家に帰ったらいたるところが血だらけでびっくりししたけど、寝ずに掃除したとのこと。驚かせてしまってごめんやでそしてありがとう。

家に帰ってきてから、なんとなく体が軽いし、入院中ずっとあった熱っぽさがなく、熱を測ってみると【36.2℃】まで下がっていました。入院中は熱でずーっとボーッとしていたのが嘘のように、その後も熱は下がったまま。

入院中体は休んでいるつもりだったけれど、近くに他人がいる状態が24時間続く環境、いろいろ気にしすぎる私にとっては、心まで休めていなかったのかもしれませんね

…というわけで、手術から入院、そして退院の記録はこれでおしまい

ちなみに退院後も同じ病院に通院しておりまして、ちょっとずつ回復してきております。

入院中、そして退院したあとも励ましの言葉をくださった方、

そして、ブログを最後まで読んでくださった方、

本当にありがとうございました