こんにちは、みかんです🍊

最近、心が疲れてしまったので、楽しいことがあっても、しんどいことがあっても、心を無にして過ごしていました。

疲れた〜と言っても、自粛疲れというわけではありません。元々家で過ごすことの多かった人間なので、
おうちで過ごすことにはそこまでストレスを感じていないのです。


ただ、不安とか焦りとか、そんな漠然としたものに心が侵されていくのを感じ、
「このままじゃつぶれてしまう!」
…と、起きている間の半分はTVとスマホの電源を切って情報を断ち、数日間ひたすらボーッとしていました。

感情を出さなすぎて自分でも心配なレベルでした。

しかし、先日4月22日にNHKで放送された「歴史秘話ヒストリア」での、地元・青森県弘前市の弘前城の特集を見ていたら、ポロポロと涙が出てきたのです。

今年、本当は100回目のさくらまつりが行われるはずだった弘前城。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止になりました。
それだけでなく、門が閉められバリケードも設置され、市長から市民に対して、SNSによる桜の写真の共有も控えるようお願いもありました。

「なぜそこまで?」と思う方もいるかもしれません。しかし、そこまでしないと人が来てしまうほどに、弘前城の桜は魅力的なのです。

私も弘前城の桜は大好きです。でも、その魅力を語ることで、今行きたいと思ってしまう人がいるかもしれないと思うと…。今は何も話せないなって思いました。

そんな中放送された「歴史秘話ヒストリア」
観光地としての弘前城ではなく、弘前城と桜の歴史について取り上げる内容です。桜の映像も流れましたがそれは昨年以前のもの。さくらまつりの中止や公園に立ち入ることができないこともしっかりと触れた上での放送でした。

懐かしくて大好きな場所の映像を見て、嬉しいなと思う反面、それを積極的に共有できない悲しさ。とても複雑な思いでした。
しかし、番組の最後で、「これからも人々に愛され続ける、日本一の桜の城です。」というナレーションが流れ、そこで抑えていた感情が溢れ出てしまいました。
日本一だと言ってくれたことも嬉しかったし、弘前城の桜が大好きだという気持ちを否定しなくて良いんだと思えたのも嬉しかったのです。

たくさん泣きました。疲れました。でも、ちょっとスッキリしました。


もうすぐGWが始まりますね。
お仕事で忙しいよって方。感染リスクもある中本当にお疲れさまです。お身体を大切にしてほしいと心から思います。
そして医療関係の方。見えないウイルスと隣り合わせの中対応されていると思うと、頭が下がります。

休めない、外に出なくてはいけない方のために私のような人間が出来ることは、できるだけ家で過ごすことです。何か力になりたいと思って焦っても、出来ることは感染しない、人にうつさないということだけなのです。



いつもと違うGW。
画面越しですら見ることのできない今年の弘前の桜。

でも、今年はそれでいい。

自分を守るためにも、大切な人を守るためにも、愛する故郷を守るためにも、

家で過ごせる方は、おうちにいましょう。




来年、100回目のさくらまつりが行われることを、遠くから祈っています。