匿名で語る
この小さな箱の中でさえ



わたしは
自分をさらけ出すことが
できない



詩とゆう膜に覆われたそれは
曖昧で自由で‥


真実なのか妄想か
それすらはぐらかしたまま



言葉遊びを
繰り返し繰り返し‥。




匿名で語る
この場所でさえ

霧がかった夢のよう



それならばいっそ
踊るように舞い上がり



想いのままに
砕けてしまっても

かまわないと



小さく呟いた‥




ある春の午後











るん詩の世界














Thank You