学習を、続ける習慣に変える3つの方法 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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語学の修得や資格の取得など、スキルアップのために新年度から学ぶ習慣をスタートした方も多いかと思いますが、そのためのアドバイスが次にあります。

途中で休日を挟んでしまうと、生活のリズムや行動の変化を修正できず、なかなか続けられなくなることもあります。


そこで、せっかくはじめた学ぶ習慣を継続するためにはどうすればよいのか、習慣化コンサルタントの古川武士さんに聞いてみました。


1. とりあえずはNG。何のためにやるのか、明確な目的を持つ


── 英語が話せるようになりたいと学習をはじめても、途中から休みがちになり、次第にフェードアウトして終わってしまう。「意志が弱い」と一言で片付けられる話かもしれませんが、無理なく継続できる術はありますか?


古川氏:英語の学習は、身近な習慣として気軽に採り入れやすいものです。しかも、ヒヤリングやスピーキングなど成長していることを実感しやすく、成果や達成感が得られやすいので、本来は学ぶ習慣として定着しやすい要素を持っています。


しかし、なぜ続けられないのか。それは、手軽にはじめられる一方で、何のためにやっているのか、続ける意味が見えなくなってしまうことが挙げられます。その意味で、習慣化を定着させるためには、骨太の理由をきちんと持つべきです。


これは資格を取得するための学習でも同じことが言えます。語学や資格は自分への投資なので、自分が近い将来にどのようになりたいか、何のための学ぶのか、しっかりとした目的を持つようにしたいですね。
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2. 学習するシーンやタイミングを具体的に決めておく


古川氏:もう1つ重要なのが、学習という行動を具体化することです。たとえば、英語を学習するのであれば、朝にやるのか、夜にやるのか、移動中の時間を有効活用するのか、続けられやすいシーンとタイミングを決めておくことです。


この2点を決めておけば、毎日の生活リズムの中に組み込んでおくことができ、習慣化にはとても役立ちます。


では、いつどのタイミングで行うのがよいのか。一般的には、朝の方が睡眠により脳にエネルギーが蓄えられている状態なので、学習効果が高いと言われています。ただ、早起きして行うとなるとハードルが1つ上がってしまいます。


そこで、通勤の移動時間にやるとか、15分でもいいので早めに勤務先へ向かい、近くの喫茶店などでやるとか、なるべく朝の時間帯を活用することをおすすめします。


3. カウントダウンタイマーを活用。濃密な学習スタイルを習慣に


古川氏:目的を明確にして、生活リズムの中に学習時間を設定しても、続ける意識やモチベーションを維持できなければ、途中で挫折するかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、卓上サイズのカウントダウンタイマーを活用することです。人はタイムリミットがあると行動に集中でき、やる気も出てきます。この時間内に終わらせるという区切りを明確に感じながら学習することで、より濃密で充実した時間を過ごすことができるわけです。


カウントダウンタイマーを目に付く場所に置いて、15分、30分と時間を区切ってやってみましょう。ほかのことを一切考えずに、シングルタスクで目の前のことに集中していると、安心して学習時間に浸ることができるはずです。


そして、テキストのこのページまで、このチャプターまでと学習内容の区切りを気にせず、集中していても、ダラダラしていても、自分で決めた時間内で終了してください。◯分で終了すると決めておくだけで心理的に楽になり、リスニングだけでもOKにするなど、一定期間ハードルが下げておくと、気が乗らない場合でも続けやすくなります。


習慣化を定着するにはシングルタスクで行うことが有効なので、カウントダウンタイマーをサポートツールとして活用してください。


学ぶ習慣は単調になりがちですが、もしマンネリ化した場合は、学習スタイルや時間は変えずに、場所や環境を変えてみたり、テストを受けて成果を実感するなど、ときおり変化をつけてみることが大切とのことです。ぜひ参考にして、学ぶ習慣を身に付けてください。