Skypeの通訳機能 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

次のようなSkypeの記事がありました。


Skypeはtranslatorプレビューページで登録すると、Skype Translatorのプレビューに招待される。

Skype TranslatorプロジェクトはSkypeで会話をしているときに、音声とテキストの両方に同時通訳を提供する。お互いが相手の言語をまったく理解できないときでも、スムーズに会話できるようになる。プレビューでは、音声は英語とスペイン語のみ、テキストチャットでは40以上の言語に対応する。


今のSkypeはMicrosoftの所有物なので、プレビューができるのはWindows 8.1のユーザだけだ(デスクトップとモバイル)。これまですでに、合衆国とメキシコの学校でテストしていたことは、上のビデオで分かる。この通訳/翻訳機能は高度な機械学習アルゴリズムを使ってるはずだから、今後多くのユーザがこき使っていけば、学習量も増えて技能も上がるだろう。それは、実際の会話を聞くことによって能力アップしていくシステムだから。


テストはなかなか好調なようだけど、ビデオはSkype提供だから、本当のところはまだ分からない。上のビデオの学校でのテストも、会話の例が平凡すぎる。子どもたちの日常会話はもっともっと、機械にとって難解なはずだ。でも人間通訳者のいないリアルタイムの会話通訳/翻訳機能は画期的な技術だから、それが派手な前宣伝の時期を終えて、やっと実用の段階に入ったことは、めでたい。これから、その本当の試練が始まる。


さて、読者諸氏は、どちらの見解に賛成で、それはなぜだろう。詳細は省略するが、英語を半世紀以上も研究し、その長き歳月を中・高・大・大学院の教壇に立ち、英和辞典・和英辞典を4点編纂して来た経験から言えば、私は寺島氏の意見に全面的に賛成だ。


このようなデモの会話は事前に仕込んでいるものと思われます。通訳機能には音声認識、翻訳、音声合成が必要になります。音声合成は実用レベルにあると思います。


しかし、音声認識と翻訳はまだ実用的でありません。音声認識もできない言語を音をどうやって翻訳できるのでしょうか。


現在の通訳電話はほとんどが使う目的を限定しております。つまり音声は事前に限定できている段階で使えるようにしているのです。