引用は同時通訳者の関谷英里子さんの著書「あなたの英語勉強法がガラリと変わる 同時通訳者の頭の中」からです。ネイティブの学校でもディクテーションはこのように英語の訓練の一環でやられているのです。
ディクテーションは、文法の理解を確認することも助けますが、リスニング力をつけることが最初の段階の目的です。関谷さんも以下の本で語っているのですが、「リスニング力は実は『リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング』という4つの英語技能のうち一番短期間でネイティブ並の力に近づけます」と言っています。
なぜかというと「リスニングは受け身(passive、受動的)な学習でひとりでもできるので、続ければ飛躍的に伸びます」と述べていますが本当にそうです。要は、ある段階までいくと、テレビや映画を垂れ流ししているだけで、楽しんでできるようになるのです。しかし、そのある段階にまで持ってくのが大変でした。この段階まで持っていくためにディクテーションを徹底的にやることをおすすめします。
ディクテーションがだるいのはその勉強のしづらさだと思います。スクリプトのある音声を見つけて、音声をiPodに入れて、静かなカフェにいって、ノートにシャーペン持って、いざ!と再生したら、いきなりついてけなくて、ちょっと巻き戻すはずがまた最初からになっちゃって。。。で聞き取れて書き出してみたもの、そもそも英語そんなに早く書けねえよっていう。。(以降繰り返し)要は、手っ取り早くできないから、続けにくいのが一番の障壁だと思います。
英語は多くの表現を覚える事です。覚えるなら音で覚える方法がベストです。言語の音声と文字は必ず一致するものではありません。
するといちいち音声を聞いて文字で確認する方法は効果的な学習方法とは言えません。