外国語で脳に7つの得 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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英語などの外国語を学ぶと脳にとって多くの良い効果があるようです。


http://topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=4805464


外国語が話せると脳が得する7つの事 「認知症になるのが4~5年遅れる」「感情的にならずに理性的に決断を下せる」など

ひと昔前に比べると、日本でもバイリンガルや多言語を話せる人が増えてきた。外国語が話せると旅行の時に便利なのはもちろん、外国人の友達もできて人間関係の幅が広がる。しかしそれだけではなく、多言語を話すことで脳が受ける恩恵も大きいというのだ。そこで「外国語が話せると脳が得する7つの事」を紹介したい。


1. 物事に柔軟に対応できる


ある神経科学調査で、バイリンガルとそうでない人に認知的柔軟性テストを受けてもらい、彼らの脳をスキャンした。するとバイリンガルの方が早くテストを終え、スキャンの結果、脳をあまり酷使せずに問題を解いていることが判明したのだ。幼少から2カ国語を操ってきた成人は、1カ国語しか話せない人よりも物事に柔軟に対応できるという。突然の出来事や予想外の状況にも臨機応変に応じることができるのである。


2. 言語処理能力が優れている


バイリンガルの言語処理能力がどれだけ優れているかを検証するため、被験者に英語とオランダ語で書かれた文章を見てもらい、彼らの眼球運動を測定する実験が行われた。例えば両言語で使われる “Sport(スポーツ)” といった言葉を認識する時間を計ると、バイリンガルは単一言語しか話さない人に比べると、時間が短いことが実験で明らかになったのだ。


3. バイリンガルの子供は問題解決能力に優れている


バイリンガルの子供60人と1カ国語のみ話す子供60人が、暗算を始めとする問題解決能力テストと積木で同じパターンを複製する創造力テストを受けた。その結果どちらにおいても、バイリンガルの子供の方が良い成績を収めたことが明らかとなった。


4. 認知症になるのが4~5年遅れる


カナダのヨーク大学の研究チームが、認知症の兆候が現れ始めた450人を対象に、彼らの症状の経過を追う調査を行った。すると被験者のうち半数を占めるバイリンガルは1カ国語しか話さない人と比べると、完全に認知症と診断されるのが4~5年遅かったのだ。バイリンガルでも認知症の発症は防げないが、多言語を話せると認知症にかかる時期が遅くなるとの見解が発表されている。


5. バイリンガルの子供は脳の切り替えが早い


バイリンガルとそうでない子供に、コンピューターで動物と色のイメージを切り替えさせる実験を行ったところ、バイリンガルの子供の方が反応が素早く、脳の切り替えが早いことが分かった。これは、同時に複数の作業をこなすマルチタスク能力が優れていることを意味する。


6. 年を取っても頭が切れる


ある神経学研究チームが、英語を母国語とする被験者に、彼らが11歳と70歳の時に知能テストを受けてもらう実験を行った。その結果、2カ国語以上話す人は老齢になっても成績が良く、特に一般知能と読解力に長けていたことが分かった。この実験で、大人になってから外国語を習得した人でも他言語を話す人は、年を取っても頭の回転が早いことが証明されたのである。


7. 感情的にならずに理性的に決断を下せる


米シカゴ大学で行われた実験で、スペイン語が少し話せる学生に、それぞれ英語とスペイン語で賭けをしてもらった。すると学生は英語の時よりも、スペイン語で賭けをした時の方が冷静に状況を判断していたのである。第2言語だと感情的にならずに、理性的に決断を下せると研究者は見解を述べている。

確かに2カ国語を頭の中で切り替えるのは、頭脳ゲームをしているのとあまり変わらないかもしれない。ボケ防止に何か始めたいという人は、新しい言語を勉強し始めてみてはどうだろうか。