いったい私は何時間寝ていたのだろう。気づけばもう朝だった。



「ん~・・・」



眠たい目を擦りながら、ゆっくりと腕時計に目を遣る。


そして時計の針がさしていた時間に私は自分に呆れた。


12時って・・・お昼じゃん・・・



しばらく日の射す窓の傍で横になってると昨日の出来事が


ふと頭をよぎった。



「・・・あ!!!」



昨日の出来事のついでに洗濯のことも思い出し


私は慌てて洗濯ものを確認し安心する。



「よかったぁ~・・・しわになってない」



確認した後、さっきまで眠かった目は完全に覚めていた。


とりあえず立ち上がってみると、なにやら外が騒がしい



「ん?祭りでもやってる・・・わけないか」



その外の騒がしさが気になって私は足をベランダへと運ばせ


そして騒がしかった原因を目で確かめ、私はすぐに部屋へ戻った。



「なんだ引っ越しか」



部屋に戻ると再び洗濯物が目に入った。


私はそれを手に取って二宮くんに返す術を考えながら


部屋の中をウロウロしているとインターホンが鳴った。



ピンポーン



「は、はーいっ」



私は素早く洗濯物を畳んで袋に戻し


玄関へ駆け足で向かった。



ガチャ




「はい、どちら様でしょうか」


「あ、二宮と申します」



バタン




私はなんとなくドアを閉めてしまった。


すると、すぐに向こうが反応してきた。



「ちょ、開けてくださいよ」



ガチャ




ドアを閉めたことによって気持ち的に開けにくくなったドアを


開けた瞬間、そのドアは二宮くんによって閉められなくなった。



「もう、ドアは閉めさせません」



にっこりと笑う二宮くんにビビりながら私は二宮くんの


手元が気になった。



「それは・・・?」


「あぁ、そうそう」



二宮くんは何かを思い出したような顔をして


再びにっこりと微笑みながら私に何かを渡してきた


それは、なんか高そうな包み紙に包まれた箱。



「俺、隣に住むことになったから、よろしくってことで」



















・・・。





















「えええええええええええええええええええええええええええ?!」









私、今・・・声が死にそうなくらい叫んでます。








つづく・・・。

あれから私はなんとかして家に戻ることができた。


私は家に帰ると風呂など入らずに真っ先に部屋へと向かい


ベットに倒れこむように寝、完全に疲れ切った体を休めた。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「そういえばこの服どうしよう・・・」



二宮くんの服は私が着ちゃったせいか若干汚れてしまっている。


ほんとは今すぐにでも寝てしまいたい。


でも、このまま服を返すわけにはいかないので私は自分の重い体を


ゆっくりと起こした。


みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「洗濯しないと・・・」



目を擦りながら洗濯機のある洗面所へ行った。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「どうしよう洗濯失敗しちゃったら」



そう、私は機械音痴であり、しかも洗濯なんて時々来る母に頼むか


クリーニングに出してしまうなど洗濯なんてほとんどしたことがないのだ。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「ま、大丈夫だよ!」



自分にそう言い聞かせると適当に洗剤を入れ、適当にいろんなボタンを


押してみた。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「おっ、いいんじゃない?」



~♪


洗濯というものは、こうも簡単に終わってしまうものなのか、


不思議に思いながら服を取り出してみた。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「おお!洗濯成功じゃん!」



成功したことにテンションは上がり、急いで服を乾かした。


鼻歌を歌いながら←


乾かした後、ちょっとオシャレな紙袋の中に畳んで入れ


二宮くんに返す準備はバッチリ整った。


洗濯をしなくちゃいけない!という課題をクリアして


安心したのか急に睡魔が私を襲った。



みなみの世界 (嵐 小説ブログ) 「私、かん・・・ぺき・・・」



私は部屋には戻らず、その場で寝てしまった。




つづく・・・。












車の中は意外にも暖かくて冷えきっていた私にはちょうど良かった。


そして、その男は私の隣に座っていた。


あれ、運転席じゃないの・・・?


運転席を見てみると、この男の関係者らしき人が座っていた。


というかホントに



「暖かい・・・」


「そうですか?はい、タオル。それと水かけちゃってすいませんでした」


「いえいえ!あ、ありがとうございます」



男が渡してきたタオルを見て私は驚いた。


これって・・・嵐のじゃん・・・



「もしかして、貴方も嵐のライブに行ってたんですか?」


「え?(笑) まぁ・・・行ってた・・・かな」



そういえばこの車・・・嵐グッズ多いな


なんか一気に親近感湧いた。


そう思いなが車内をキョロキョロ見渡していると


いつのまにか男は被っていた帽子をとっていた。



「にしても、なんでずっと帽子被っ・・・て・・・」



私は驚いた。









「あぁ、ごめん。俺には俺の事情があるから」



だって私の隣で今、微笑んだ人は・・・


二宮和也なのだから



「えっ、あ、そっ、そうですよねぇ~・・・あの、じゃ私、帰ります!」


「え」


「なんか色々と迷惑をかけてしまってすいませんでしたっ!!!」



言い出した勢いで車を降りようとしたが、それはあっさり引き止められた。



「待って、足怪我してるんでしょ?それに服濡れて汚れてるし・・・」


「足はもう大丈夫です!ふ、服はもともとこんな柄でした!!」


「なんですかその嘘(笑)」


「嘘なんかじゃっ・・・」


「じゃあ、服はこれ着て」


「え?」


「俺の私服で悪いんだけど・・・まぁ、体型見る限り大丈夫だと思う」


「し、私服?!き、着れませんよ!」


「着れる着れる、俺、そっち見てるから早く着ちゃって」



私の話聞いてないな・・・


さすがに、ここまで言われたら着ざるを得ない。


渋渋着てみると、二宮くんが言っていた通り私にはピッタリだった。



「着替えました?」


「は、はいっ」


「じゃあ~次は家だな、家どこ?」


「いや、私の家すごく遠いんで送んなくて大丈夫です」



そう言い車からようやく降りると二宮くんは傘を差しだした。



「じゃ、せめて傘だけでも」


「ほ、ほんとに今日はありがとうございました」



深く礼をした後、車の中で脱ぎ捨てた自分の服を回収し


自分の家に向かって歩き出した。





ほんとにここからだったら家、遠いんだよなぁ~・・・





つづく・・・。