天才達と競演……いいなあ。桜井さんもサンボマスターも両方うらやましい。いじられるのも、うらやましい。手品とかみてるとき、指名されるんじゃないかって思うタイプ。
僕はこないだシティボーイズの公演「マンドラゴラの降る夜」みてきました。
いとうせいこうさんがゲストで「競演」していました。
「帰ったんですか? 帰ったんですか?」が迫真だったなあ(みてない人には分からないが)。
生真面目な役も、気弱な役も自然にこなすのがすごい。
他のメンバーも、テレビ畑での活躍と同じ筋肉と、別の筋肉を同時にみせていた。
居住まいが軽やかだった。
あんなふうに年とりたいわ。
さて、この掲示板(タイトルでかくなった!)をみているけど、まさに「長嶋有…、あの、なにされてる……」という人が多いようなので、我が執筆活動を啓蒙すべく、「小説を用いてのクイズ」を思いついたのだった(過去の書き込み参照)。
……のだが! このクイズを解こうとすると、一つ問題が生じることに気付いた。
クイズが気になって、小説が頭に入らない!!
ということは、「我が執筆活動」の内実が頭に入ってこないのと同義! なんてこった。
……思いついたときはいいアイデアと思ったんだがなー。
な・の・で、皆さん、心ある方はどうぞ下記のようにしていただければと思います。
1「まず虚心に小説だけを味わう」
2「つづいておもむろに赤ペンを取り出して、クイズに挑む」
では以下にクイズの要綱を記します。
・小説すばる五月号に掲載された僕の短編「ファットスプレッド」の中に、真心ブラザーズの曲名が35個、織り込んであります。どれでしょう。
・「The真心ブラザーズ」時代も含む。
・平仮名だった曲を漢字にしたり、英語表記の曲をカタカナにしたりという表記の変更はしていない(たとえば「かべ」という題名の曲があって、小説内にも「壁」と出てくるが、これはカウントしない)。
・文中の熟語や言い回しの中に、単語の題名が混じることはある(たとえば、ロゼッタガーデンで同様のクイズをした場合、「雨」「特別」という曲があるが、文中に「暴風雨」「特別扱い」などとあったら、それらはカウントする)。
・フルアルバム全10枚から必ず1曲以上使っている。
・アルバム未収録、またはベストのみ収録の曲も使っている。
・アルバムタイトルも一つ使っているが、それはもちろんカウントしない。
・〒101-8050 東京都千代田区一ツ橋2-5-10 集英社「小説すばる」編集部 『長嶋有の真心クイズ 35の謎』係まで、ハガキで回答を送る。
・なお、「小説すばる」編集部自体はこのクイズとは直接の関係がありませんので、電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
・ハガキに、クイズの正解(全曲名)と、送り先の住所、氏名、年齢、性別を書き添えてください。
・僕の小説や活動への感想や励ましなどもよければ書いてください。小説すばる全体をみての感想も、書かれていたらきっと喜ばれます。
抽選で数名に、僕がこれから直接会ってせしめてくる真心直筆サイン入りのグッズを差し上げます(せしめたら、ここで発表します)。希望する人には、僕のグッズもつけます。
・締め切りは、次の小説すばる発売前日の5月16日。
桜井さんが分からなかったら、さらになんかしてもらおう。
クイズは苦手という人も、真心リスペクト小説として読める内容と自負しています。
小説すばる五月号掲載の短編小説「ファットスプレッド」をぜひ、ご一読ください。
あ、雑誌名はただの「すばる」じゃなくて、「小説すばる」ですからね。
エレキベースと、アコースティックギターを買ったけど、その話はまたいずれ。
(あ、ふみこさん、無地屋シリーズは4/28に新潮社から発売です。)