遅くなりましたが、真心ブラザーズDo Singツアーにお越しいただいたみなさま、ならびに来場こそせずとも心をお寄せくださったみなさま、まことにありがとーございました!関心のなかったみなさま、まーそう言わず次回、是非。待っとるよー!
ルーレッツのみんなやMB'sの半親戚たちとわいわい過ごした熱い冬も、どうやら終わりを告げたようです。花粉症絶賛大爆発中。大雪に備えて大好きなセキチュウで買った雪かきスコップは、どうやら今年の出番はなさそう。ピカピカのまま気恥ずかしそうに庭先につっ立っております。
そして待っているのは、ひとりの春。
自ら思い立ち、実行に移さんとしている弾き語りライブ。題して「Don't think.Sing!」。
真心ブラザーズのライブでなかなか実演する機会に恵まれない、俺自身結構気に入っているあーんな曲こーんな曲。歌ってあげないとかわいそうなこどもたちがたくさんいるの。誰か歌ってくれるのを待ったり強引に後輩に歌わせるのもなんだかなあ。ならば、俺が。どうせなら曲を、歌そのものをモロに味わっていただくために弾き語りで。包丁一本ならぬギター一本持ってぶらりと。新鮮なお魚をその場でさばいてナマで召し上がれ、と。普段ヨーキングさんが歌ってモテをほしいままにしているけれどそれ俺書いた曲なんだぞ、な物件もたんまりぶち込んだれ!と。
この企画は真心マネージャーK山氏も快諾。曰く、
「いいじゃん、金かかんなくて。どんどんやんなよ。」
や、確かに。経営という観点からすれば、ね。でもね、まったくひとりで頭っから最後までワンマンショーというのもさ、経験ないしさ。ほら、去年の横浜はギターの俊介君に手伝ってもらってさ、だいぶ助かったのよ。シークレットゲストで土岐麻子ちゃん来てくれてさ、華やいだよね。ああいうのあると、エンタメ担保ってわけじゃないけどさ、やるほうとしてはさ、気が楽だけどねー…。
聞く耳をもたれませんでした。
ひとり前提でした。あたまっから最後まで。ワンマンショーで。
ならばいっそ、自慢のギターをステージにずらーっと並べるとかもなし!ループマシンとかで空間作って…とかのオシャレ演出も禁止!ましてや頭から桜吹雪飛ばして手っ取り早く盛り上げるとかの宴会芸などもってのほか!
もー、潔く、アコギ一本だけ持参。
よって、ローディーのゲルちゃんにも頼らない。いろんなアクシデントが起こっても、自分で対処。なんならマネージャーも来なくてよろしい!簿記3級の桜井が、各種清算まで済ませとこうか、なんなら!
どんどん、予算のかからない方向へ話が固まってゆきます。K山マネージャーはにっこにこです。
言い放ったのはよいですが、対照的に当のあたくしは、本番日が近づくにつれて、気持ちが悪くなります。
アクシデントをフォローしてくれる仲間がいないというのもさることながら、ステージ上に起こる様々な奇跡を分かち合う仲間がいないというのも、それ以上に寂しい現実。バンドの醍醐味は、ここにはないのです。そんなの、はじめて。
ならば何を信じて板につくか。
これはもう、曲しかない。己の書いた曲の力だけを頼りにするほかはない。
しかしながら幸運なことに、これには自信があるのです。
顔もギターも歌唱力も、まったくもってどーってことのないあたしですが、テキストすなわち曲書きとしての能力は、悪いけど今生きている霊長類の中でも超ド級のAクラスの、その中でも最上位に位置している自信があります。どうだ、言ってやったぞ。言わないとやってらんないんだぞ。
しかも、その宝物である曲をいちばんよく知っているのは書いた本人すなわちオレ。そのへんの天才歌手よりよっぽどアドバンテージがあるのだ。どうだ。もう、後戻りはできないんだぞ。
そういうわけで、孤独なお稽古に励む日々なのです。本番のこと考えるとげー吐きそう。
や、考えるな。歌うのだ、俺。
「Don't think.Sing!」Vo.1は京都の名店、拾得にて。
みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げておりますYo!
あ、ラップもなしね。ま、いずれ。
ホントは宴会芸もやりまくりたいんだけど、ま、いずれ。
それを言うならマウンテンホーンズ従えたビッグバンドでシナトラさながら歌いまくりたいんだけど、それも、いずれ。
やるからにはね、やります。
K山氏も納得のスターになって、予算かけまくりのゴージャスライブも、いずれ。必ず!
夢多き中年まずは健康。
ひとりで闘って遊べるカラダとココロを用意しておきます。
分かち合うのは、みなさんと…!