十一面観音菩薩立像
十一面観音像の造像には十一面観音神呪経というお経があり、その中に記載されている
栴檀(白檀)を用いて一搩手半(いっちゃくしゅはん=一尺二寸・約36cm)の大きさにという項目を、
可能な限り遵守し、現在輸入不可能となった白檀の代用材として古来より使用されてきた榧を用いて
一尺二寸像を謹刻いたしました。
テーマは華厳。
仏になる修行を華にたとえ、その華で仏の位を飾るといわれています。
台座や光背全てを一から図案を起こし、足掛け四年。
手が空いた時に少しずつ少しずつ進めてまいりましたので完成の思いも一入です。
お衣は流れるように緩やかに・…
飾りも華々しく。
表情も十一面観音様の功徳、ご利益を感じれるように・・・・。
厳しさと優しさ、柔らかさを・・・。
十一面観音(じゅういちめんかんのん)は、である菩薩の一尊。梵名は文字通り「11の顔」の意である。
六観音の役割では、阿修羅道の衆生を摂化するという。
十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経によれば、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(四種功徳)をもたらすと言われる。
<十種勝利>
・離諸疾病(病気にかからない)
・一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
・任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
・一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
・國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
・不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
・一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
・水不能溺(溺死しない)
・火不能燒(焼死しない)
・不非命中夭(不慮の事故で死なない)
<四種功德>
・臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
・不生於惡趣(悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
・不非命終(早死にしない)
・從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)
以上、他webサイトより転載させていただきました。
いつものことですが彫らせていただく度に新しい挑戦があります・・・。
常に修行です。
御意見、御感想など、ありましたらぜひお聞かせくださいませ。
覺山拝






