えっ、まだあんの!?
それってすぐ必要?
えーー・・・あーー
聞こえ漏れてくるのは
女性の声
櫻井さんは
ベッドから降りると
クローゼットを開けた
そこには
女物のコートやら
ワンピースやらが
吊るされてて
えっ
もしかして
ここ
櫻井さん
同棲・・・してる?
お、俺
帰・・・
立ち上がった俺の腕を
櫻井さんが掴んだ
首を振って
待って、と仕草で伝えて
電話に向かって
分かった分かった
このダウンとウールのコート
送ればいいのね
全く一度に言えよ
姉ちゃんさー
お、お姉さん・・・・?
あー分かった
分かりました
義兄さんによろしくね
はい、またねー
はーい
通話を終えると
櫻井さんは俺の方を見て
ごめん
姉貴
あ、そ、そう・・・
ここ姉貴んちなんだけど
旦那さん海外赴任の間
防犯とメンテナンス兼ねて
貸してもらっててさ
時々こうやって
荷物送れとか指令がくんの
指令・・くふふ
お姉さんには逆らえないよね
だろーーー!
櫻井さんは
嬉しそうに笑って
それから
すっと真顔になった
相葉くん
ん?
誤解されたくないから
ちゃんと伝えるけど
うん
俺、相葉くんのこと
好きだ
はい!?
突然何言いだすの
相葉くんといると
楽しいしホッとするし
すげー居心地いいんだ
それは友達とは違うんだ
だから・・・ごめん
迷惑だったら申し訳ないんだけど・・
俺は櫻井さんの唇に
指を当てた
・・・迷惑だったら・・
アイス買って押しかけないよ
マジ!
俺も・・軽く思われるのが
怖くて言えなかったけど・・・
櫻井さんのこと・・・
え、マジで!?
やった!
やったぁぁぁ!!!!
櫻井さんは
子供みたいに
万歳して
俺を抱きしめて
ありがとう
相葉くん・・・
すげぇ嬉しい
ストレートな言葉に
くすぐったくて
お、俺も・・
そう言って返すのが
精一杯
でも
嬉しい気持ちは
きっと同じ
櫻井さんの肩に
凭れて顔を埋めた
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌸
キミちゃんのマラソンスタート
ぼーっと見てたら不意打ちで
歓喜ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ