癌になって生まれて初めて大きい総合病院で治療する事になりました
私の場合腹腔鏡下手術を1番最初にしたので、最初に入院したのは消化器外科でした
入院していた病棟の他の患者さんや今通院して治療している乳腺外来に来ている患者さんを見ても私と同世代であろう人は、見かけないわけで····
若くても50代よりは、上だろうなーって人がほとんど
でも、私の年齢が若いとか癌に罹患したのが早いとか私自身はあまり
ネガティブには捉えていません
2022年に発表された日本人の平均寿命
男性平均寿命は82歳
女性平均寿命は88歳
日本人の平均寿命は男女共に世界1位
この平均寿命と比べたら私が30代のうちにもし亡くなったら、若いし早いのだろうと思います
そして周りからしたら
私は若いのに癌になって可哀想だと
恐らく思われるのではないでしょうか
ただ、
私自身は今の私を可哀想だとは思っていません
40代で癌になっても、50代で癌になっても、はたまた80代で癌になっても、何歳で癌になっても早いとか若いとか関係なく皆ショックでそれぞれに死にたくないと思うんじゃないだろうか?
と考えています
それは、長生きすればするほど自分にとって失いたくないものが増えるから
家族(配偶者、子ども、孫)とか仕事(キャリア)とか今まで積み上げてきたもの、過ごしてきた時間の長さとか·····そういうものを沢山持っているから
そういう失いたくないものを沢山持っている人程
「死ぬことは怖い」と思うのだろうし
「死にたくない」という気持ちが強くなるのではないのかな?と考えています
以前自分がブログで書いたこと
私が泣かずに冷静でいられる理由は·····
恐らく
「執着するものが少ないから」
人は大事なものを奪われそうになったり、欲しいものを前にすると冷静さを欠くと言われています
病気になればそういう大事なものや欲しいものやしたいことが失われることになるから
冷静さを欠く
不安に襲われたり
怒りを覚えたり
失望したり
etc
つまり、そういうものが無ければ、少なければ
動揺も激昂することもないのだということ
今回自分が癌を罹患して冷静でいられる理由は、執着するものが少ないからなのだと感じています
だから、これから先自分が癌であることを今知っている人(両親・夫・職場の上司)以外には話すつもりはありません
1番の理由としては
「まだ若いのに癌になって
可哀想」
とか思われなくないからかな····
(余計な干渉をされたくないというのも
)
自分が思ってもいない、感じてもいない気持ちを他人に勝手に決めつけられる事程
嫌なものはありません
