藝術の世界は幾つくらいあると皆さんは思いますか?

 ある方が言っていました。「星の数ほどある」とそれは嘘です。

 たった三つしかないのです。

その一つは美術部門です。では何を持って美術とするか?

 日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、建築です。

第2部は物書きの事です。文芸部門です。

 小説、戯曲、詩歌、評論、翻訳この5つです。

第3部は

 音楽、演劇、舞踊

 音楽でも洋楽と邦楽に別れ、演劇では人形劇と映画が含まれます。舞踊では洋舞、邦部が含まれるのです。映画もここに含まれるのです。

ここまでは、大体の人は理解しているが多いのですが、では、何を皆さん追求しているのでしょう?となると全然理解している人が少ないように思います。

 美術はどこまでも、「美」を追求していますが、第2部は「嘘か真か」「虚像と実像」の世界を追求してると言えるかも知れません。例えば近松が、松の廊下の真実を書きたかったのですが、実名で書いたら、殺されるかも知れません。そこで、「曽根崎心中」という男と女の性の営みで苦しみ、家と家の狭間に苦しみ、心中する物語を作り、「何の誰それ、実話、何の誰がし」虚像と実像を駆使しながら、そこには松の廊下の事が書かれていたのです。

 三部の音楽は、感性の問題です。ジャズの好きな人、クラッシックの好きな人。僕は詩が好きだから演歌って、これで「いいんか?」ってね(笑い)

 この三つの含めて、芸術と言ってるんですよ。星の数程は無いんですよ。

以上。