先日、明治時代に建築された

藤村記念館

散歩がてらみてきました。

 

 

 

 

明治時代、小学校として使われていた建物だそうです

 

 

 

 

 

二階のバルコニー

レトロな感じが心地よいです

 

 

 

窓の外は、今が盛りとばかりのの若葉

緑色の光を室内に運んできてくれます

 

 

 

こういった本物の木製の廊下やオルガン

窓枠や扉など

綺麗に保存されていました

 

 

ここで、何百、何千という子どもたちが

人生の一時期を過ごしたのでしょうか

 

そんなことを感じさせられる

空間でした

 

 

 

そんなことを考えながら

山梨は甲府の街を歩いていると

ちょうど通りかかった

解体現場

 

 

 

 

ここは、山梨でも最後まで残っている

百貨店「岡島」の店舗だったもの

百貨店は昨年大幅に縮小され

テナントとして他のビルに移っています

 

ちょうど微妙な角度で解体の様子を

見ることができました

 

 

 

百貨店といえば

昭和の時代、高度経済成長と共に

庶民の生活に夢や楽しみを与えてくれた存在

 

昔の子供達にとっては

百貨店の屋上遊園地や

上層階のレストランのお子様ランチなど

私個人のいにしえの思い出も

浮かんできます

 

この日はまさに時代の移り変わりを

考えさせられた一日でした

 

 

 

時はたち

人の手によって作られたものは

その役割を終えると

消えてゆくものあり

残されるものあり

それぞれの運命に従わねばなりませんが

 

そのなかで

唯一変わらないものは

自然の循環

人の手によらない

自然の営み

なのでしょう

 

 

 

 

 

今年も庭のバラが咲きました

初バラは相談室に飾りました

 

 

 

 

サルビア

 

 

 

この相談室に訪れる皆さんが

人生の時間のうちのほんの短いけれど

過ごされる時間

 

 

心の中にある

古きもの

新しきもの

これらとも向き合いながら

時として手離し

あるいは新たに選び取る作業をする中で

 

 

毎年変わらず

その美しさを見せてくれる自然は

私たち人間の営みに

優しく寄り添ってくれるような

気がします